ダイエットで最も重要なことは何か?

人間の身体というのは究めて複雑なシステムですが、モデル自体は非常にシンプルです。
太るか痩せるかという点で言えば「エネルギー収支」でしかありません。
これ以上も以下も、世の中にエネルギー保存の法則ある限り絶対にあり得ません。
このシンプルかつ、基本的な絶対条件を覚えておけば、ダイエットで最も重要なことは「食事制限」だということが解りますし、巷に跳梁跋扈するインチキダイエットに騙されることもありません。

「食べる(飲む)だけで痩せるダイエット(サプリメント)!」

など、ある訳がありません。
もはや現代科学を超越したオカルトやスピリチュアルの世界です。

たいていの場合、こういうものには「飲むだけで脂肪組織が分解される!」みたいなことが書かれています。
脂肪組織が分解されたからと言って、どうだと言うんでしょうか?
血中に遊離脂肪酸が増えたからといって、それがエネルギーとして使われなければ、余剰エネルギーは脂肪になるだけです。
そもそも、血中に遊離脂肪酸を増やしたいなら、コーヒーでも飲んでおけば事足りるというものです。

次に、オカルトダイエット師が言い出すことは、
「血中に遊離脂肪酸を増やして運動(有酸素運動)をすれば、どんどん脂肪が燃える!」
というものです。
まぁ、確かにその時はそうでしょう。
しかしながら、我々の身体は、常に糖と脂肪をエネルギーとして使っているので、そこで脂肪を使っても、安静時には糖が使われ、1日というスパンで見れば、結局は同じことです。(結局はエネルギー収支でしかない)
だから、わざわざそんなことをしなくても、仮に無酸素運動をして糖をエネルギーとして使っても、糖が少なくなれば、安静時には積極的に脂肪を使うので、1日のトータルで見れば結局は同じことになります。
何をしたところで、最終的にはエネルギー収支でしかないのです。
つまり、1日のトータルで見た時に、余剰エネルギーは脂肪となり、エネルギーのマイナス分は脂肪が減ります。

これは、糖と脂肪の貯蔵のされ方という観点から見ても明らかです。
糖というのは、肝臓に約100g、筋中に約300g程度しか貯蔵されていません。
そして、この割合は、血糖値も含め、常に一定に保とうと身体は機能しています。
一方で脂肪は、そこらのデブなら10kg、20kgは軽く蓄えられるし、糖尿病等にでもならない限り、際限なく蓄えられます。
身体が恒常性を維持しようとする限り、エネルギーのマイナス分は脂肪から使わざるを得ないのです。



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