糖が脂肪に変わるという話を世界一解り易く解説する

ちはっす。

今回は、
炭水化物を食べ過ぎると脂肪に変換されて太っちゃうよ〜!
という話を世界一解り易く科学的に解説する、という企画です。
過去記事でも触れていますので、興味のある方は探してみて下さい。

この手の都市伝説はネット上で跳梁跋扈していますが、だいたいどれも「糖質食べると太るんだぞ!」と言うだけでオカルトの域を出ていません。
糖毒真理教総本山のブログを読んで見ても、「デノボ脂肪酸合成ガーー」と言ってるだけで、一体いつどれぐらい変換されるのか?という点については、「糖質食べると脂肪になっちゃうんだよー!」としか言ってません(笑)

おまえ、ホントに解って書いてんのか?

と、ツッコミたくなるのは、私だけではないと思います(笑)

ほんじゃぁ、まず、糖質1gから一体どれぐらいの量の脂質が作られるのかと言いますと、脂肪酸1分子を作るのにグルコースが18分子必要です。
これをおよそg単位に換算すると、糖質1gから脂質は0.28gぐらいになります。
つまり、糖質100gから脂質は28gしか作れません。
カロリーベースで考えてみても、約37%のロスです。
この数字は、以前に紹介した米国UCLAバークレー校の論文でも似たような結果(約30g)でしたので、ほぼ正確だと思います。

さて、この単純な事実だけからでも解ることがあります。
アンダーカロリーの状態では糖から脂肪への変換など絶対に起こらないということです。
当たり前の話ですが、貯金を食い潰すほど困窮している貧乏人が、なけなしの収入の1000円をわざわざ逆ザヤ払って630円にして貯金する馬鹿はいないのです。
1000円は1000円のまま使った方が良いに決まってます。
ま、中にはこんなことも解らない阿呆もいるかもしれませんが、そんな阿呆の身体でも身体というのはとりあえず合目的に動いていますから安心して良いと思います。
でないと阿呆はすぐに死んでしまいます(笑)

ほんじゃぁ、オーバーカロリーならすぐに糖が脂肪に変わるのか?というと、これがなかなか起こらないのは以前に紹介した論文の通りで、他にもいろんな論文が公表されています。
少々金が余ったからと言って逆ザヤ払って貯金するぐらいなら、靴下の中にでも現金で貯めておこうと思うのは当然のことだ思います。
身体も同じように考えます(笑)
身体もまずはグリコーゲン貯蔵量を増やして対応します。
およそ、体重1kgにつき15gまで貯蔵量を増やします。
体重60kgの人で約900gまで増えます。
と同時に、逆ザヤ払うぐらいなら使っちまえ!と、糖をメインエネルギーとして使い始めます。
ここから更に糖余りとなり、グリコーゲン飽和状態になると、いよいよ観念して逆ザヤ払って糖を脂肪に変換し始めます。
だいたい6000kcalの炭水化物を三日間食い続けると、糖から脂肪への変換が始まります。

以上が研究論文で実証された結果です。

では、脂肪太りのデブは何ゆえブクブクと脂まみれになってしまったのでしょうか?
もちろんオーバーカロリーであることは言うまでもないんですが、ほんとんど全てのデブは高炭水化物かつ高脂肪食なのです。
仮にオーバーカロリーで即、糖が脂肪に変換されたとしても、糖100gが脂質28gにしかなりませんが、オーバーカロリーの状態なら余分に摂取した脂肪はそのまま脂肪になるしか行き場がありません。

ま、つまり、デブは食べ過ぎと運動不足という当たり前の結論なのです(笑)

参考文献:
De novo lipogenesis in humans: metabolic and regulatory aspects.
Department of Nutritional Sciences, University of California at Berkeley

Glycogen storage capacity and de novo lipogenesis during massive carbohydrate overfeeding in man.
Institute of Physiology, Faculty of Medicine, University of Lausanne, Switzerland.

De novo lipogenesis during controlled overfeeding with sucrose or glucose in lean and obese women

No common energy currency: de novo lipogenesis as the road less traveled


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コメント

王城様
今日、人間ドックでOGTTの2時間値が正常値(<140)になったことを確認しました。去年は230超えでしたから、筋トレさまさまです。その前の1年間は頭の悪い奴ら御用達の「糖質制限=やってる奴は馬鹿そのもの」を1年もやっていたので、地獄で気が付くのがもう少し遅ければ、取り返しのつかないところでした。おかげさまで体重は8kg増えて、上半身の筋肉もオヤジにしては標準以上になって、いい気分です。

王城メソッドと異なり、「中強度筋トレ」ですが、それでも効果は絶大です。

2015/06/16 (Tue) 22:16 | いーさNET #bGf9qjkw | URL | 編集
こんばんは

大変ためになるブログをありがとうございます!

ところで、オフ会は開催されないのでしょうか(笑)

まあ、集まったところで、糖尿、元糖尿人の集まりとかむさ苦しいにもほどがありますが(笑)

2015/06/27 (Sat) 22:03 | はた #- | URL | 編集
Re: こんばんは

はたさん、こんちは。

オフ会はハノイに来て頂ければいつでもOKですよ(笑)

2015/07/11 (Sat) 00:19 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
MEC食教祖を見た

ますますお盛んですね。至極最もな説明です。
>>オーバーカロリーの状態なら余分に摂取した脂肪はそのまま脂肪になるしか行き場がありません。

糖質制限を過激にしたMEC食 (ミートエッグチーズ)はよく噛めば、腹一杯食べてもよいという渡辺氏の2015年1/27のテレビ朝日系 林修の今でしょ!講座~豚肉 VS 鶏肉 カラダにいいのはどっち? 豚肉鶏肉食べ分け術を伝授の
ダイエット部分 では、初めて動くナベちゃんを見ましたが、
まるで詐欺師のように 嘘くさい軽々しい説明する人で、曰く、「太る原因は余った糖質が脂肪細胞に溜まるだけで、余分な脂質は、一杯食べても水と二酸化炭素に分解されてしまうのです、また、食べ過ぎるとそれ以上は吸収できませんから、下痢になって排出されてしまうのです、だから、蓄積されることはありません。だから、肉を食べると太るというのは迷信です。」と。 
 笑っちゃいますね。糖質に不利、脂質に有利な、ご都合主義的な説明。 最後の部分は、MECで痩せるのは、下痢ダイエットということですかね(笑い。 まじめに、下痢というのは、腸など相当な身体へのダメージであり、それで痩せるというのはいかにも不健康。その前の、水と二酸化炭素に分解というのも、炭水化物の方が、化学構成からもそうなりやすいのでは。糖質が余ってわざわざインスリンの効果で中性脂肪に変わる他に、王城先生のおっしゃるように、余分な脂肪は脂肪でそのまま溜まる。
 その後は、テレビの予算の悲しさ、3人の女性で、痩せる実験をして、3キロくらい痩せて万々歳でしたが、そのような短期と程度では、糖質抜きによる、グリコーゲンとその3倍の水分抜けによる痩せに過ぎませんよね。
 ゲストのぽっちゃりの柳原可奈子さんが豚肉食べまくってますけどなんで痩せないんですかね、という純情な突っ込みが結構鋭かったりします。ナベちゃんは無視。
 ナベちゃん、8月18日火曜日に今度は「牛肉は最強」ネタで出演されるそうなので、また報告いたします。

2015/08/16 (Sun) 17:06 | おっしゃん #- | URL | 編集
Re: MEC食教祖を見た

おっしゃんさん、こんちは。

脂肪の摂り過ぎで下痢になるのは、そもそも消化できていないか脂が酸化しているからです。
酸化した脂というのは、体内ではトランス脂肪酸より猛毒になるので、その内死ぬのではないでしょうか?(笑)

そうやって淘汰されて行くとは思いますが、犬もおよそ2~3万年ぐらいで炭水化物を消化できるように進化しましたから、あと2~3万年もすれば糖毒MECの中から脂に耐性を持った種が現れるかもしれません。
人類から分岐して、モヤシ原人とかひょうたん原人と呼ばれるのではないでしょうか(笑)

ちなみに身長も人類よりはかなり小さくなるはずですからペットとして飼うか、あるいは絶滅危惧種として保護されるかもしれません。

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1469-8749.2006.tb01269.x/pdf

ちなみに↑の論文によれば、骨芽細胞は主なエネルギー源をGLUT1から取り込まれるグルコースに依存しているため、幼少期~子供時代に糖質制限を行うと身長が伸びなくなる恐れがあると言ってます。

2015/08/16 (Sun) 18:32 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

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