糖質制限、その論理と情熱-4

そもそも、糖尿病を改善する方法というのは、理論的に考えても、実践結果から検証しても、脂肪を減らし、かつ筋量を増やすことです。
ここで言う筋量というのは、酸化系の遅筋ではなく、Type2と呼ばれる解糖系の速筋です。
そして、速筋を増やす唯一の方法というのは、高強度筋トレ、つまり、高重量で筋肉に強い負荷をかけるというものです。
ただ、筋トレを高強度で行うと、糖エネルギーの使われ方が半端ではないので、糖尿病で薬を服用していれば、まず間違いなく低血糖になりますから、注意が必要です。
(ブドウ糖の携行は必須)

筋トレを高強度で行わない場合(スポーツジムでやるようなサーキット・トレーニングや普通のレジスタンス運動)でも、速筋は増えます。
(気休め程度に)
初心者がやれば、凄く筋肉が付いた気になりますが、元が付いていなかっただけで、それ以上は増えません。
それでも糖尿病は改善するか?と問われると、正直解りません(笑)
たぶん、やらないよりはやった方が改善するとは思います。

脂肪を減らし、かつ筋量を増やすと言葉で言うのは簡単ですが、実はこれは非常に難しいことなのです。
身体の中で、異化と同化という相反することを同時に行わなければならないからです。
どちらか一方だけなら、簡単とは言わないまでも、同時に行うよりはそれほど難しくはありません。
カロリー制限をして高強度で筋トレを行えば、慢性的なエネルギー不足で、身体の疲れは抜けないし、力も出ないので、なかなか扱う重量もアップできません。
尚且つ、糖尿病を患っていれば、インスリンという同化ホルモンの作用も低下していますから、なかなか筋量も増えません。
考え得る最悪のコンディションからスタートしなければならないのです。

私の場合もカロリー制限を行っていた3ヶ月間は、慢性的に身体がだるく、はっきり言って糖尿病をそのまま続けていた方が調子が良かったぐらいです(笑)
これが解消されたのは、3ヶ月目以降カロリー制限を止め、炭水化物の量を増やしてからです。
これは身体が慢性的なグリコーゲン不足であったためで、理にかなっています。

しかしながら、ひょうたん親父に言わせると、それは私が糖質中毒で炭水化物依存症だからだそうです(笑)
糖質制限の皆さんは時々突拍子もないことを言い出すので、アゴが外れそうになります。

いいですか。

普通の人達というのは、朝にトーストかご飯を食べ、昼にご飯を食べ、夜にもご飯を食べるのです。
ま、時々それがラーメンやパスタになったり、ピザやハンバーガーになります。
それを糖質中毒やら炭水化物依存症なんて言い出したら、健常者は全て病人で、糖質制限を行っている糖尿病のキミらの方が健常者ということになっちゃうでしょうが。
病人はキミらの方なんです。
大丈夫ですか??
もう精神まで病んでいるとしか思えないよ(笑)
だから、カルトと言われるのです。

そう言えば、フードファディズムという言葉をご存知ですか?
これは、食べものや栄養が健康と病気に与える影響を過大に信じることで、既に60年ぐらい前から言われていることです。
こういう人達の特徴として、レトリックや都合のいい理屈・エビデンス、自分が勝手に創った用語や表現を駆使し、理論的な科学であると強調します。
また、自分達は不当にも迫害され差別されている異端であると考え、確立されている理論に攻撃の的を絞りたいという強迫観念があります。
たいていの場合、支持者は、研究していない信奉者からなっています。

どうですか?
正に、ひょうたん親父を始めとする糖質制限真理教の皆さんのことじゃないですか(笑)
糖尿病学会にたいする異常なまでの敵意は、そういうところにあったのですね(笑)
あと、ひょうたん親父は「糖質中毒」やら「糖毒」なんていう訳の解らない言葉をよく使いますが、これも納得できるというものです。
しかし、「糖毒」って何すか?(笑)
もう、「毒」になっちゃったんですか?
輸血を拒否する「エホバの証人」と何が違うのか、もはや我々一般人には理解不能のレベルです。
だいたい、糖が毒なんだったら、勝手に糖を作っちゃうけしからん肝臓なんか、取り除いちゃえばいいじゃないですか(笑)
世の中には、肝臓が欲しいという人は大勢いるのです。
こういうことを言うと、ひょうたん親父あたりは「肝臓で作られる糖は良い糖で、食べる糖は悪い糖」なんて土井たか子みたいなことを言い出しそうです(笑)
「糖質食べるとガンになる」なんてヨタ話は、正にそういうことですからね。
糖質を食べるとガンになるんだけど、肝臓で作られる糖は良い糖だからガンにならない、ということです(笑)

フードファディズムという似非科学の別の特徴として、「主張される理論や現象の多くが、既に昔からあるもの」ということがあります。
そういう意味では、「糖質制限」そのものも昔から知られていたことであり、そもそも糖質を摂らないんだから、血糖値が上がらないのは当たり前のことで、それ以上でも以下でもありません。
それをあたかも糖質制限は万能であるかの様な主張は、時として間違いを誘発します。
例えば、空腹時高血糖が続いていれば、糖質制限など行ってもほとんど意味がないじゃないですか。
空腹時高血糖というのは、肝臓での糖新生が亢進し過ぎというような状態です。
こんな時に、タンパク質や脂質だけを摂ったところで、更に糖新生が亢進するだけです。
こういう場合は、病院へ行くに限るんです(笑)

あと、これも時々ひょうたん親父が言っていることですが、「脳のエネルギーは糖質だけではなく、ケトン体も使える!」と、鬼の首でも取ったかの様に力説しています。
それ自体は本当のことで、普通に知られていることです。
ただ、そんなことは、だから何なんだよ?という話で、普通の人々や重度の糖尿病でもない限り、ど~でもいいような話なんですが、彼らの場合、妙にそこにこだわります。
もう、馬鹿なんじゃないかと思いますが、次回はその辺のところを語りたいと思います。

あ、そう言えば、今回はひょうたん親父が筋トレ始めたという話をするつもりだったんですが、忘れてました(笑)
まぁ、このブログを読んでおられる方々も、ひょうたんやモヤシの筋トレなんか興味はないと思います。

とりあえず、頑張れ、親父。

-つづく-


スポンサーサイト
面白かった記事はブックマークしよう!
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

初めまして。

ブログ読ませて頂きました。
バイト先の健康診断でE判定を受けました…
診断をしに病院に行った際も今回の結果次第で病院に来てと言われちゃいました(;´Д`A
幼少期の頃から万年太ってるのでいつかそのツケがとは思ってましたがやっぱりいざ結果を出され病院行かないといけないとなると「怖い」です。
あまり病気に関して知識がないのですが糖尿病ですと診断された後はどのような感じなんでしょうか?

2012/08/12 (Sun) 01:27 | ぶー子 #Fjqb2npw | URL | 編集
Re: 初めまして。

ぶー子さん、こんばんは。

私は糖尿病と診断された時、「まさか、この俺様が?!」と思いましたよ(笑)

病院で糖尿病と言われたら、数値にもよりますが、まずは薬を処方され、「食事制限と運動しろ」と言われるはずです。
「糖尿病は一生治らない」とか言われていますが、私は「どうやって治そうか?」と、そればかり考えていました。

で、結論としては怖がる必要は全くありません。
3ヶ月あれば、余裕で治せます。
しかも、ナイスバディになれ、好きなものも食べられます。

詳しくは、このブログの「王城恋太メソッド」を参照下さい。
ご質問等ありましたら、メッセージ頂ければ、お答えします。

2012/08/12 (Sun) 01:55 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2012/08/14 (Tue) 13:28 | # | | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する