糖尿病は普通に治療すれば普通に改善できる

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ちはっす。

以前の記事、

日本糖尿病学会の治療ガイドラインはデタラメなのか?

の中で、実は日本糖尿病学会の治療ガイドラインというのは、米国糖尿病学会のガイドラインとほとんど変わらないことを紹介しました。

前回さらっと流しましたが、このガイドライン通りに治療に専念したら糖尿病は改善できるのか?と言えば、普通に改善できます。
つまり、専門医のちゃんとしたお医者さんの言いつけを守れば、普通に改善できるということです。

最近お医者さんの読者が増えたから迎合している訳ではありません(笑)

例えば、病院の改善事例を見ても、普通に改善していることが解ります。

糖尿病等治療例

何故「改善できる」と言い切れるかと言いますと、ガイドラインに載っている様なことは、エビデンスがあることばかりだからです。
(当たり前なんですが。)
もちろん、「絶対」ということはないです。
病気というのは、稀に何故だか改善しにくい人もいますし、逆に偶然治ることもあるのです。

このブログをよく読んでいる人はお気付きだと思いますが、実は病院の食事・運動療法と王城メソッドというのは、ほとんど変わらないのです。
食事に関してはまるっきり同じと言っていいですし、「運動も行う」という点に関しては同じです。
但し、運動に対するアプローチは違います。

病院の運動療法というのは、「体重を減らす」運動です。
「体重を減らす」ということは、脂肪もろとも筋肉も減らしてしまう運動なのです。

糖尿病治療において、「痩せる」というのは「脂肪を減らす」という意味であることは、どんなお医者さんでも同意できることです。
まさか「筋肉を減らせ」という医者は、たとえ糖毒系の馬鹿医者でもいないとは思います。

にも関わらず何故こんなことになってしまうのか?と言えば、これひとえにお医者さんに「運動」の知識がないからです。
もちろん、その辺を謙虚に勉強しているお医者さんもいます。
そういうお医者さんに出会えれば、かなりラッキーです。

日本糖尿病学会の運動療法のガイドラインにも、結構良いことが書いてあるのです。
例えば、

HbA1cと心肺機能の改善には、高い強度の運動が有効であった。

他にも、

近年、レジスタンス運動の有用性が注目されている。
レジスタンス運動では筋肉量や筋力を増加させるとともに、インスリン抵抗性を改善し、血糖コントロールを改善する。

レジスタンス運動の有用性が、有酸素運動に劣らないことが示され、有酸素運動の持続が困難な患者での選択肢となる可能性がある。


ところで、体重を減らす(脂肪もろとも筋肉も減らす)ことの最大の弊害は、カロリー収支の拮抗点が下がることです。
こうなってしまうと、たとえ改善したとしても、爆弾を抱えて生活するようなものです。
ちょっと食べ始めれば速攻でリバウンドし、糖尿病再発ということになってしまいます。

また、有酸素運動では痩せ型の糖尿病患者には対応できないという問題もあります。
モヤシが有酸素運動で更に痩せたって、糖尿病が改善できる訳がありません。
モヤシこそ筋肉を付けなければニッチもサッチも行かないのです。

王城メソッドにおける高強度筋トレというのは、たまたま偶然やってみたという訳ではありません(笑)
教科書や専門書に書いてあるようなことを、そのままやっただけです。
もっとも、教科書に「高強度筋トレをやれ」と書かれてはいません。
教科書や専門書、それを裏付けるような論文等を突き詰めて行ったら、必然的に「高強度筋トレ」になったということです。

例えば、当ブログでよく話題にする非インスリン経路での糖の取り込み。
いわゆる運動による血糖値の改善という点において、糖を取り込む量というのは、ATPの消費量、すなわちエネルギーをどれだけ使うか?に依存しているので、この時点でウォーキングや有酸素運動ではなく、高強度の運動という選択肢しかないのです。

尚且つ、脂肪燃焼という点についても、「脂肪燃焼=有酸素運動」というオカルト話にも過去言及しました。
有酸素運動というのは、エネルギーを使う割合が脂肪の方が多い、つまり相対的に脂肪が使われる量が多いというだけで、絶対量ではないのです。
同じ時間の運動を行えば、圧倒的に高強度の運動の方が脂肪をエネルギーとして使う絶対量は多いです。
更に一日のトータルで見れば、結局エネルギーをどれだけ使ったかで脂肪が使われた量も変わるのです。

高強度の運動と言っても、世の中には無数の運動があります。
その中で、何故高強度の筋トレになったかと言えば、やはりそれは「糖尿病」という病気の成り立ちです。

糖尿病というのは、インスリンという同化ホルモンが働かなくなり、同化と異化のバランスが崩れる病気です。
つまり、同化<異化、となり、放って置けばどんどんモヤシやひょうたんになります。
摂取した糖の7割から8割は骨格筋に取り込まれるのに、糖尿病になった時点で筋肉も減ってしまうという状況になります。
したがって、身体に同化できる環境を作ってやらなければ根本的な解決にならないのです。

通常、身体というのは常に同化と異化を繰り返し、恒常性を保っています。
糖尿病になると、それまで同化10、異化10だった能力が、同化5、異化10という様にバランスが崩れてしまうのです。

ところが、「体重を減らすダイエット」というのは、その状況で更に身体を異化させ、拮抗点を落ちてしまった同化能力に合わせるということです。
当然のことながら、元に戻そうと思ったら、落ちてしまった同化能力を10に戻さないと駄目なのです。

そんな訳で、筋量増加、身体に同化できる環境を作るという意味での高強度筋トレです。

そして高強度筋トレの良い点は、毎日やらなくても済むところです(笑)
週に3回もやっておけば十分です。
そもそも、素人が毎日できるような運動は高強度の運動ではないです。

更に治ってしまえば、あとは維持するだけなので、週に1~2回に回数も減らせます。
無論、カロリー制限などやる必要はありません。
こうなってしまえば、そこそこ食ってそこそこ運動という、健常者の糖尿病予防となんら変わりがないのです。



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コメント

本当にそうですね
運動や基礎的な生理学やそれ以前の生物学を謙虚に勉強し続けてる医者って少ないです
耳の痛い話です
私はたまたま整形外科の友人が多いので助かってます
まあヒトは成長期子育てが済んでも何十年と生きていく人生を獲得してしまったがために、
成人病に打ち克つ努力が常に求められてるんですね

良いお年を

2015/12/28 (Mon) 12:07 | まなにゃ #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

まなにゃさん、こんちは。

いやいや、先生のような人が増えることが、医療の将来のためです!

来年もよろしくお願いします。

2015/12/30 (Wed) 01:53 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

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