脂肪の摂りすぎが動脈硬化を引き起こす原因が判明!

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ちはっす。

今回は「動脈硬化」について、その原因と対策を正しく学びましょう!という企画です。
正しく学べば、どこぞの街医者の漢方医が言うような「こ、高血糖の記憶ガーー!」なんていう話が、赤面レベルの話だということがよく解ります。

まずは、先日発表された東京医科歯科大学のプレスリリースをご覧ください。

脂肪の摂りすぎがなぜ動脈硬化を引き起こすのか、鍵分子を同定

食事からの脂質の過剰摂取がなぜ動脈硬化症を引き起こすのか、その機序はまだ十分には分かっていません。
吉田教授らは、高脂肪食の摂取によって好中球を活性化する C5a という分子が血液中に増加し、その結果、大血管に好中球の接着現象が誘導されることを見いだしました。
C5aによって活性化された好中球はMCP-1と呼ばれる単球活性化因子を活発に産生し、慢性炎症としての血管炎症状態に移行することが分かりました。


動脈硬化ってそもそも何なの?

そもそも動脈硬化とは何なんでしょうか?
硬化というぐらいですから、動脈が硬くなるということでしょうか?

イメージ的に一番解り易いのが、例えば怪我をした時にかさぶたができますが、かさぶたの表面は硬くなります。
そんな感じをイメージすると解り易いと思います。
つまり、脂肪により血管に炎症が起き、かさぶたができるというイメージです。

動脈硬化は心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす!

しかし、よく考えたら、血管にかさぶたができるぐらいで何で心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしたりするんでしょうか?

上記の東京医科歯科大学のプレスリリースによれば、高脂肪食により血液中にC5aという分子が増加し、C5aは、血管に白血球の一種である好中球の接着現象を誘導します。
血管にくっ付いた好中球はMCP-1というケモカインを産生し、マクロファージを呼び寄せ炎症を起こします。

炎症が始まると、次に何が起きるかと言いますと、その炎症部分が血液中をウロウロしている脂肪やコレステロールを取り込み、ぶよぶよに大きくなっていきます。
(ぶよぶよのかさぶたのイメージ)

で、これがどんどん大きくなって行き、血栓ができたりして、ついには血管を塞ぎ、心筋梗塞や脳梗塞につながって行く、という段取りになっています。

その辺のところは、国立循環器病研究センターのサイトに解り易く説明があります。
門外漢の漢方医のトンチンカンな話とは違い、遥かにタメになります(笑)

高脂肪食で血管に炎症ができるような油漬けは、炎症が起きたからと言って高脂肪食をやめる訳ではないので(炎症自体に自覚症状はない)、動脈硬化がどんどん進行して行くということです。

動脈硬化の傾向と対策

やばいよ。どうすりゃいいの?

という話なんですが、ここで米国糖尿病学会の指導を思い出して下さい。

糖質制限の嘘八百!米国糖尿病学会は本当は何と言っているのか?

糖尿病患者、健常者に関わらず、飽和脂肪酸の摂取量は総摂取カロリーの10%以下にすべき(1日およそ20gまで)

すべてはつながっていると言いますか、動脈硬化の進行を手っ取り早く遅らせるには、まずは食事なのです。

そして、血管の弾力を保つには、血管が拡張しないと話にならない訳ですが、↓をご覧ください。

肥満型の2型糖尿病の病態解明

血管が拡張するには、

NOが産生されることにより、グアニレートシクラーゼが活性化され、それによりcGMPが上昇し、更に細胞内から細胞外にCa2+が流出し、その結果、血管平滑筋が弛緩し、血管が拡張します。
NOの産生レベルが低下すると、動脈硬化のリスクが高まったり、高血圧になったり、ED(勃起障害)になったりします。


更に、

Impaired Insulin Signaling in Endothelial Cells Reduces Insulin-Induced Glucose Uptake by Skeletal Muscle

によれば、

8週間にわたり高脂肪食を負荷したマウスの血管内皮細胞では、インスリン受容体であるIRS2の発現が低下しており、それに伴い、インスリンによる内皮型NO合成酵素の活性化が約30%に低下していた、とあります。
これは、どういうことかと言いますと、インスリンは血管内皮細胞においては、IRS2以下のシグナル伝達を介し、NO合成酵素を活性化しNO(一酸化窒素)の産生を促し、血管の拡張に寄与しています。
つまり、肥満や高脂肪食により、血管内皮細胞のIRS2の発現が低下すると、インスリンが分泌されても、血管が拡張しにくくなります。


つまり、デブ、高脂肪食、糖尿病というのは、それ自体で血管が拡張しにくくなり、動脈硬化のリスクが高まるということで、ここでも全てはつながっているのです。

糖毒馬鹿の与太話が如何に赤面レベルか?ということをご理解頂けたと思います(笑)

あ、ちなみにNO(一酸化窒素)の産生を手っ取り早く増やすには、運動です。
あと、シトルリンなんかのサプリメントもありますが、気休めぐらいにしかなりません。

それではごきげんよう。



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コメント

初めまして。今晩は。
糖質制限でくさいばかのブログからたどり着きました私に糖尿はないのですが、ダイエット目的でMECしちゃったアラフィフオババです。約1ヶ月続けてしまいぼろぼろになりました。頭痛、目眩、不整脈。MEC辞めて一週間たちようやく症状が治まりました。しかし食後二時間値の血糖がおにぎり1個で140と高値で
筋トレはじめました。腰痛持ちで思うようにできなくて、本当ジムに入会しトレーナーをつけました。
トレーナーがもやしなので少しきになりますが 、身体が固いのでストレッチをしたり、腰の負担のかからない腹筋などしました。自分でやるより遥かにきつい腹筋でトレーニング後には食欲も無くなりました。
低負荷なんですけど、私にとってはかなりきつかった
食べられないときは、プロティンのんだほうが(いのでしょうか?後おすすめストレッチなどうりましたらアドバイスお願いします。
健常者が病人になってしまわないようにドンドン発信してください。バカなオババのおねがいです

2016/03/02 (Wed) 00:11 | さっこ #NYhldUz6 | URL | 編集
Re: タイトルなし

さっこさん、こんちは。

ストレッチからですか?
先は長そうですが、頑張りましょう!

身体が固いのでしたら、ストレッチは毎日やった方が良いですよ。
例えば、テレビ見ながら開脚するとか。
そうすると段々柔らかくなって来ます。

2016/03/03 (Thu) 20:27 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
No title

わかりやすくて勉強になります
NO産生での血管拡張は長寿のメトホルミンについて調べているときに記述されていたのを思い出して「あ~!」ってなりました笑
本当につながっているんですね

2016/03/05 (Sat) 10:31 | 文 #- | URL | 編集
Re: No title

文 さん、こんちは。

「つながりが見えない」というのは「木を見て森を見ず」ということです。
例えば、血糖値だけを見れば、

糖質を摂らない→血糖値が上がらない→万歳!

という結論になります。

しかしながら「糖が吸収できない」ということは、インスリンが働いていないということなので、同時にタンパク質も合成できないし、脂肪も吸収できず、血中に脂肪酸が増大することになります。
血糖値だけを見ても根本的な解決にはならないのです。

記事中に出てくる好中球というのは白血球の一種なんですが、好中球とマクロファージのコンビは普段は風邪をひいた時なんかにウイルスと闘っています。
とは言え、体内で脂肪が増え過ぎると、ヘンテコリンは方向で働き炎症を起こすようです。

私が糖尿病と診断された時というのは、血糖値も爆発していましたが、血中脂肪濃度も爆発しており、おまけに白血球まで増大していました。
何らかの炎症が起きていたのは間違いない訳です。

こんなの血糖値だけ下げても解決できないんです。


2016/03/06 (Sun) 14:44 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

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