有酸素運動は時間の無駄【ダイエット・糖尿病運動療法】

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ちはっす。

前回の記事を踏まえ、今回は5年ぐらい前に書いた記事の改訂版です。

前回の記事↓

インスリン分泌能力を改善する運動療法のエビデンス


今回のタイトルも過激ですが、糖尿病治療に励む方々を腐らせる意図ではありません(笑)

如何なる運動もやらないよりはやった方が効果がある。

↑はダイエットや運動療法の鉄則です。
どんな運動でもやらないよりはやった方が効果があるのです。

とは言え、それは言葉通り「やらないよりはやった方が効果がある」ということで、細々と血糖コントロールができる程度です。
このブログは「糖尿病を完治する」メソッドを紹介するブログですから、「有酸素運動で糖尿病が完治」などという寝言は、口が裂けても言えません。
そんなもので完治できるなら、今までに多くの人が完治できています。

では、なぜ有酸素運動が時間の無駄なのか?と言いますと、単に他にやるべきことがあるということなんですが、その前に、世の有酸素運動真理教のウォーキング・デブが、何を勘違いしているのかをご説明しましょう。


高強度の運動では脂肪が燃えないと思っているウォーキングデブ

「脂肪燃焼は有酸素運動」というのは、巷でよく唱えられている念仏ですが、無論、高強度の運動でも脂肪は使われます。

例えばですね。
筋中にはエネルギー源であるATPが蓄えられていますが、この蓄えられているATPの量では筋収縮は1秒持つか持たないかぐらいの量です。
我々が身体を動かす時というのは、常にATPの消費とATPの再合成が行われています。
(そうでないと身体は動かない。)

10秒ほどの短時間の高強度運動の場合、クレアチンリン酸によるATPの供給と解糖によるATPの供給が主で、その割合はほぼ同量です。
そしてこの程度の短時間の高強度運動でも、約17%の酸化系のATP供給があります。

ちなみに、クレアチンリン酸によるATPの供給というのは、ATPの分解により生成されたADPに筋中のクレアチンリン酸が結びつきATPを生成するというものです。
(クレアチンリン酸は遅筋よりも速筋に多く存在します。)

更に、酸化系によるATPの供給は、30秒ぐらいまでの運動で20%、60~90秒で55%、120~180秒で70%と時間が長くなるにつれ増えて行きます。

低強度の有酸素運動というのは、もちろん酸化系のATP供給がメインになりますが、それは酸化系の割合が多いというだけで絶対量ではないのです。
同じ時間行えば、強度が高い方が絶対量は多いに決まっています。
(強度が高い方がよりエネルギーを使う。)


糖の取り込みはどの様に考えれば良いのか?

前回記事で少し触れましたが、非インスリン経路での糖の取り込みはGLUT4の発現量に依存しています。
GLUT4の発現を増やすには、AMPK(AMPプロテインキナーゼ)を活性化しなければなりません。
AMPKというのは、ATPに対するAMPの量をモニターし、AMPが増えて行くと活性化します。

運動を行いATP(アデノシン三リン酸)が消費されて行くということは、ATPからリン酸が一つ取れADP(アデノシン二リン酸)が増えて行きます。
骨格筋というのは基本的にATPの消費と再合成の収支をトントンにするように代謝を調節します。
(でないと、動けなくなる。)
ADP濃度が上昇して行くと、骨格筋はAK(アデニレートキナーゼ)を活性化します。
このAKが2つのADPを触媒し、ATPとAMPが作られます。
こうしてATPが再合成されながらAMPは増えて行きます。

AMPが増えて行くとAMPKは活性化されて行くのですが、多量にAMPが蓄積し出すとH+と結合し脱アミノ化してアンモニアが生成されます。
筋中にアンモニアが蓄積し出すと筋疲労を引き起こし、結局最後は動けなくなります。
この状態が「疲労困ぱい」という状態です。
もはやプロテインシェーカーを振る力も残っていない状態です(笑)

細胞のAMP/ATPレベルが通常の状態から中程度ぐらいに変化した場合、AMPKは100倍ぐらいに増え、更にAMPとATPが同量程度になりこれ以上ATPが減少できないレベルになると(死ぬ寸前)、AMPKの活性は1000倍ぐらいになります。
もちろん「そこまで増やせ」という話ではなく(笑)、強度の高い運動はよりAMPKを活性化させ、糖代謝を改善するということです。


参考文献:

<総説>高強度運動中の筋ATP代謝の調節



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