筋グリコーゲンの枯渇状態とは何か?

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ちはっす。

ご質問を頂きました。


「筋グリコーゲンの枯渇状態」とはどのような状態なのでしょうか?
私は「枯渇」と言うより、乳酸充満で脚が動かなくなることはあります。
箱根駅伝選手がゴール直後に倒れ込むシーンがTVで映し出された際に、「大げさ」と皮肉る声もありますが、走りきると確かにあのような感じになります。
(それ以上、動けないんですよ)

しかし、「枯渇状態」を実感することはありません。

グリコーゲン関係で実感するのは、枯渇ではなく「乳酸のために動きが阻害させれらる」ということです。
糖質制限時には、それを実感させられることも叶いませんでしたが(笑)


実は、筋グリコーゲンの枯渇というのは、まともな運動をしていれば結構煩雑に起きるものなのです。
爆発的な瞬発力を伴って速筋を使えば、あっという間に筋グリコーゲンなど使い果たします。

エネルギー不足を補うために筋肉内のクレアチンリン酸とアデノシン二リン酸が結合しATPを再生したり、肝臓が糖を放出したりして対応します。

解糖系が亢進すると乳酸が増えるんですが、これを放って置くと乳酸アシドーシスになり、筋肉が動くどころではなくなります。
そこで我々の身体はどうしているかと言いますと、乳酸を肝臓に送って肝臓で糖に変換しているのです(コリ回路)
但し、糖尿病の方でビグアナイド系の薬(メトホルミン等)を飲んでいる人は、乳酸からの糖新生が抑制されたりするので注意が必要です。

急激に糖を消費しても、しばらくするとまた動くようになるのはこれらのためです。
とは言え、これらのことが追い付かなくなると、もうどうにもなりません。

トレーニングというのは、これらのサイクル、つまり身体を異化しまくってエネルギーを産生し、どうにもならないところまで追い込むことです。
そうすることによって、より筋肉は損傷します。(筋肉も異化する)
ま、つまり、エネルギーの産生が追い付かなくなるか、筋肉の損傷が大きくなり筋肉自体が疲労困ぱいするかで、どうにも動けなくなります。

この筋肉の損傷が大きければ大きいほど、身体は危険を察知して、再生時には前よりちょっとだけ筋肉を大きく作り直します。
これの繰り返しで筋肉は大きくなっていきます。

そしてトレーニングで身体を異化させた後は、十分な栄養補給と休息で身体を同化させます。
この繰り返しにより、身体にまともな異化と同化、つまり「代謝」を覚えさせることが重要なのです。

そういう訳ですから、モヤシやひょうたんになって喜んでいても、糖尿病など治る訳がありません。

ちなみに、糖質制限で十分な筋グリコーゲン量を確保しようと思ったら、タンパク質摂取量を増大して糖新生をフル回転させる必要があるんですが、そんなことするぐらいならおにぎりでも食った方が早いです(笑)



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コメント

No title

こんばんは(#^.^#)。
「強くなりたければ、食らえ」
今日は、久々寿司食ってきました(笑)。
以前のダイエットのときは、「ご飯怖い(饅頭怖い状態w)」でした。
ご飯は悪者か!?って感じでした。
もう、炭水化物を恐れるようなダイエットはしません。
ジャイアントセットやデッドリフトのおかげで
背中のお肉が減りました(#^.^#)。
バッファローかっていうくらい肉ついていましたから(笑)。
今は、1.5㎏に増量しています。

2016/07/24 (Sun) 20:21 | miki #- | URL | 編集
耐乳酸機能向上

質問を記事にして下さり、ありがとうございます!!

乳酸が蓄積すると脚がパンパンになり熱く火照りますが(赤く充血している)、解説されたように少し休ませれば不思議と回復します。
目安として1分ですが、1分は筋トレ等のインターバルの基準時間の一つとされているのが、なるほど理解できます。

仕上げのトレーニングや本番では、脚に乳酸が蓄積しているのをひたすら無視して追い込み続けると、ゴール直後は脚が痺れてもはや立てない状態にまでなります。
こうなると、少なくとも5分はまともに歩けなくなってしまいます。

あくまでも経験則上で申し訳ないのですが、スタミナ(持久力ではなく、スピードをいかに落とさないか)を向上させるというのは、耐乳酸を向上させる事を意味していると思います。

例えば、クーパー走(12分間の距離走。サッカー等の走力の基準とされる)で5分経過時に脚に乳酸が溜まり始めているのを自覚した際、 残りの7分間をなるべくスピードを落とさないか(追い込めるか)に掛かっております。
残り7分間の追い込みの時間をいかに長くできるかが、耐乳酸機能の向上かと考えております。

記憶が定かではないのですが、どこかのスポーツシューズメーカーの方が「日本人は耐乳酸機能が黒人よりも著しく劣る」と述べておりました。
その影響で「筋肉がすぐに硬くなり柔軟性に乏しいために疲労回復が遅くなったり、それが元で故障につながったりしている」とも説明しておりました。

科学的な真偽はわかりませんが、実体験でこれはわかります。

トレーニングにより耐乳酸機能が向上→いきなり強度を上げる→疲労回復を待たずに矢継ぎ早にトレーニング→乳酸蓄積自覚の時間がなぜか早まる(5分から3分)→筋肉の柔軟性が徐々になくなる→可動域が狭くなるが無理矢理動かそうとする→故障

現在の私が上記の状態であり、只今右脚中殿筋が激しく痛み、もはや思うように走れません・・・。
(歩くことは一応大丈夫です)

「故障しない」というのも、才能のうちですね。

その点で言えば、イチロー選手はまさしく大天才です。
また、糖毒信者が熱く信望している「(ケトン代謝である)黒人のしなやかな筋肉」というのも羨ましい限りです。
(まあ、「しなやかな筋肉」と「ケトン代謝」は無関係だとは思いますが)



2016/07/24 (Sun) 21:09 | さとう #- | URL | 編集
筋トレ日にインスリン打つと低血糖に

王城様、こんにちは。
今回の記事でふと思い出しました。
それは糖尿病が発覚後筋トレ開始して一カ月半くらいの時ですが、ジムに行った日は食前にインスリンを打つと低血糖になるのです。
その時はこれが筋トレの効果か~と感動していたのを思い出しました。
それが数回連続して起きたので医師に相談して筋トレ日はインスリンを打つのをやめることにしました。

筋トレ日ではない日はインスリンを打って食後2時間血糖値が120を切るくらいでしたけど、筋トレ日にインスリンを打つと血糖値が50代まで下がってしまいあわててブドウ糖かじっていました。
3か月後にインスリンを離脱できたのも筋トレ日じゃない日もインスリンを打つと低血糖になってしまうようになったからでした(笑)
やはりあらためて思いますが、筋トレって素晴らしいです。

2016/07/25 (Mon) 02:07 | 筋トレ三太郎 #ZWr0q.2I | URL | 編集
うわっ!やりやがった

テレビ番組で取り上げられた「長友佑都を変えた2つの事」ってのが話題になっていますね。
私はまとめサイト http://matome.naver.jp/odai/2146357614509496401 で知ったのですが…。
で、このサイトに、長友選手がノートに書いている食事内容の画面キャプチャ
http://matome.naver.jp/odai/2146357614509496401/2146378936662297503
が載ってました。

見てみると、
・4/14(木)の昼食の所に「白米」という文字。
・同日夕食の所には、ちょっと読み取れないのですが「焼きサツマイモの椎茸」という謎の言葉。(「焼きサンマ イモ 椎茸」という3つの食品か?)
・4/16(金)の昼食の所に「白米」という文字。

私はコレを見て、「あー、長友選手、ある程度は糖質(穀類やイモ)を摂ってるんだ」と思っていましたが、とうとうやりやがった人が。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3884.html
こちらで、
-----
1)<食事療法>
•2016年1月から糖質制限食開始。
•夕食では炭水化物は摂らない。
•ナッツ類やココナツオイルなどのオーガニック食品を摂らない。
•お米や小麦粉などは摂らない。
•朝食はスムージーなど野菜や消化に良いものを摂る。
•姉の真穂さんが食事を作る。

長友選手は、夕食はスーパー糖質制限食です。

朝と昼は、穀物や芋などは食べませんが、
-----
なんてこと書かれています。
いや…、長友選手、白米やイモ食べてますが…。
「お米や小麦粉などは摂らない」ってズバッと書かれててびっくりしましたよ。

もしかして、長友選手の食事ノートの「白米」や「イモ」に見える文字、私の見間違いでしょうか?

2016/07/25 (Mon) 09:50 | 取り敢えず名無し #- | URL | 編集
あわわわ

4/16(金)じゃなくて、4/16(土)ですね。間違えました。

2016/07/25 (Mon) 12:20 | 取り敢えず名無し #- | URL | 編集
No title

長友選手の食事は糖質制限というよりマフェトン理論の食事法みたいですね。

マフェトン理論だと最初の2週間は炭水化物不耐症テストで厳しく糖質を制限しますが
その後は炭水化物40%、たんぱく質30パーセント、脂質30%を目安の食事にするはず。
糖質制限とは完全に別物です。

ジョコビッチ選手にしても朝と昼は普通に糖質食べてるのに、糖質制限と紹介してるのは非常に違和感があります。

2016/07/25 (Mon) 14:59 | みざわ #- | URL | 編集
No title

相変わらず、面白くて分かりやすくて楽しいブログですね。
王城メソッドは凄いですね。
ストイックなイメージの筋トレも、王城さんのブログを見ていると、「もしかして楽しいの?」と錯覚するし、あれこれ言われても無理だけど「これだけやれ」だから、やってみようかなっていう気になります。
ハードだと言いながら楽しそうに筋トレして、美味そうに色んなものをがっつり食べる報告をされ、理論的な裏付けを楽しく分かりやすく説明されたら、糖尿病ではなくてもブログを読んでしまいます。
最近体力が欲しくて、自重スクワットを開始しました。

2016/07/26 (Tue) 20:39 | めろん #- | URL | 編集
Re: No title

miki さん、こんちは。

ジャイアントセットなら5分で追い込めますから、30分もチンタラ歩いているより遥かに時間の節約になりますね。

2016/07/28 (Thu) 01:13 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
Re: 耐乳酸機能向上

さとう さん、こんちは。

糖毒信者が言うしなやかな筋肉というのは、ライオンのような肉食動物の筋肉のことだそうですから、TypeⅡbの速筋です。
そんなものは糖毒信者が一生かかっても手に入れられません(笑)

2016/07/28 (Thu) 01:19 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
Re: 筋トレ日にインスリン打つと低血糖に

筋トレ三太郎さん、こんちは。

私も糖尿病発症直後はアマリールで低血糖になりまくり困ったものでした。
すぐに服用はやめましたが。

2016/07/28 (Thu) 01:31 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
Re: うわっ!やりやがった

取り敢えず名無し さん、こんちは。

都合の良いように捏造解釈するのは、糖毒信者の専売特許ですからね(笑)

そして、決して自分でやってみせる訳ではなく、有名人の名前を出してオシッコちびってます(笑)

2016/07/28 (Thu) 01:36 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
Re: No title

みざわさん、こんちは。

ま、どうせ糖毒信者自身は何もできないので、ジョコビッチが何食ってても関係ないんですよ(笑)

2016/07/28 (Thu) 01:40 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
Re: No title

めろん さん、こんちは。

ありがとうございます。
筋トレの楽しさは、やはり自分の身体のパーツを作って行くということではないかと思います。
プラモデル作るようなものですね(笑)

2016/07/28 (Thu) 01:47 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
精神的にも筋トレ

こんにちわ。今回の記事もなるほどで面白かったです。
質問されたさとう様にも感謝です。

ワタシは一昨日の定期検診で時期的にタイミングも悪く(?)
食後1時間半で183というかなりギリな数値を出してしまったんですが、
Hba1cは順調に下がっていて、5.7になりました(昨年末6.0)
空腹時血糖も昨年末では118ありましたが、今は100超えることはなくなりました。
183の原因は時期的なものと、玄米にしているにもかかわらずサラダにかけたあまーーい、果糖ぶどう糖液糖と砂糖がタップリのドレッシングが直接要因なんですが(笑)
(2時間半後には77まで急降下してたので間違いなしです(笑) )

でもお医者さんには、この食後血糖値でこのHba1cはすごいことですよ!!
と、力を込めて嬉しそうにホメて頂きました。
どうやらお医者さんも、運動で頑張ってる前向きな人は嬉しいそうです。
ここで良い報告ができるような内容でもないですが、
インスリン分泌不全でも、糖質制限よりはるかに心身ともに健康的なれると思う今日この頃です。糖質制限は精神的にもよくないです。筋トレは精神的にもいいです。

最近目に見えて体つきが変わってきてるので(ジムのトレーナーさんにも言われます)、糖質とたんぱく質の取り方、トレーニングでいかに追い込むかがすごく大事だなとあらためて痛感しながら、鏡を見るのが楽しみになってきました(笑)

王城さんのブログを見ながら勉強してモチベーションあげて、もっともっと枯渇するようなトレーニングを頑張ります!

2016/07/29 (Fri) 17:28 | domojan #- | URL | 編集
単なる恥さらしです(汗)

domojanさん、ありがとうございます。

といっても、私は「失敗談」を垂れ流しているだけなので、お恥ずかしい限りなのです(汗)。

真面目に糖質制限をやっていたので、「糖毒信者」と何ら変わりありませんよ。
彼らと唯一の境界線は、「糖質制限は明らかにおかしい」と途中で気が付いて真理教を脱会しただけです(笑)。
更に言えば、教祖・信者・関係者の人たちの人間性にも、非常に疑問を持つようになったためです。

彼らの人間性さえまともであったら、もう少しハマっていたかもしれません(汗)。

現在は、糖質制限に関する情報に関しては王城先生のブログのみで勉強しています。
他の情報源にまで目を通す余裕もないですし、情報に右往左往するのもどうかと思いますし。

これからも失敗談をさらすかもしれませんが、宜しくお願い申し上げます。

2016/07/30 (Sat) 09:50 | さとう #- | URL | 編集
ワタシも!

> さとう様

ワタシもそうですよ!元糖毒信者です(笑)
ワタシは健康診断で脂質異常がひっかかったおかげで(笑)助かりました。
FB見てても、おかしな人多いですよね(^-^;

昨日ボディビルの人のブログを見てたんですが、大会直前の糖質制限中は、とても精神的に不安定になるそうです。
通常のダイエットにはオススメできないって書いてはりました。
ワタシはすがすがしく爽やかな人でいたいので、ご飯食べて筋トレの方がいいです(笑)

2016/07/30 (Sat) 11:13 | domojan #- | URL | 編集
乳酸は必要なのか

追加の質問失礼致します。
私は、問題の本質を理解しきれていないと思いました。

「そもそも乳酸は必要か」ということです。

激しい運動時には必ずと言っていいほど、乳酸は発生します。
しかし、多量の乳酸が発生し滞留すると、筋肉のパフォーマンスは阻害されます。
となると、「乳酸は悪者」という考え方も永らく信じられてきましたが、近年では「乳酸は疲労回復物質」という研究もあります。

乳酸は「発生させた方が良いのか」「悪いのか」という議論は、どちらが信憑性があるのか混乱としてしまいます。

すぐに乳酸が溜まってしまうようでは、筋肉は該当競技の強度に「充分に耐えきれていない」という事でしょうか。

ちなみに、糖毒信者の中には、「邪魔な乳酸が発生するのは糖質を摂取しているから」と壮言している人もいます。
そのため、筋力向上に「糖質制限は必要」というロジックを展開しているのですが・・・・。

2016/07/30 (Sat) 21:36 | さとう #- | URL | 編集

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