顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群)の治し方

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ちはっす。

「顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群)の治し方」なんていうタイトルが付いていますが、もしそのように疑われる症状が出た場合は、即座に専門医、あるいは大学病院等の耳鼻科で診察を受けて下さい。
適切な治療が遅れると治らなくなる場合があります。
(適切な治療を受けても治らない場合もあります。)

とは言え、日本以外の地(私の場合はベトナムなんですが)の場合、適切な治療が受けられない場合があります。
そんな時どうしたらいいか?というのが今回のお話です。
ですから、くどいようですが日本在住の皆さんは専門医、大学病院等で即座に治療を受けて下さい。

顔面神経麻痺というのは、ある日突然起こる場合が多いようです。
私の場合も、2月11日の土曜日の朝、突如として起こりました(笑)
いや、笑いごとではないんですが、笑わなしゃぁないです。
朝起きると、口元にかなり違和感があり、鏡を見ると顔の左側半分がかなり動きません。
口は半分開かないし、左目を瞑るのも難儀です。
顔のシワも左側だけ綺麗サッパリなくなっていますから、左側だけ見ると若返ったみたいです(笑)

これはいかん。
男前の顔が、見るも無残な状況になっておるではないか。

顔面神経麻痺というのは、原因がいろいろあったりするので、厄介な場合があります。
(原因が解らない場合もあります。)
脳梗塞などで脳に問題がある場合は、手足のしびれを伴う場合があります。
もう一つポイントは、目とおでこのシワです。
片方の目が比較的動き、おでこのシワもある場合は、中枢神経から来ている場合が多く、脳に問題がある可能性があります。
逆に、おでこのシワが半分消えているような場合だと、末梢神経に問題がある場合が多く、この場合ウイルス性の顔面麻痺を疑ったりします。
但し、それだけで確定はできないので、MRI検査や抗体検査が必要です。

ウイルス性の場合は、リンパ節が腫れたり、耳や口、その周りに発疹ができたりする場合があります。
私の場合は、左耳の中にもかなり違和感があったので、限りなくウイルス性が疑わしい訳です。

そら、まぁ、こんな小汚い地に住んでいれば、ヘンテコリンなウイルスにも感染するというものです。

そんな訳で、早速病院へ行くことにしました。
と言いますのも、ウイルス性の場合、治療の速さが予後に大きく影響するからです。
例えば、症状が現れてから3日以内に治療に入れば、単純ヘルペスウイルスのベル麻痺で約90%の完治、帯状疱疹ウイルス(VZV)のハント症候群で約60%の完治が見込まれるというデータがあります。
この場合の治療というのは、抗ウイルス薬とステロイド投与になります。
但し、回復には個人差があり、早い人でも1ヶ月、遅いと半年~数年経っても麻痺が残る場合があります。


ベトナム人医師はオカルト医師ばかり


当然のことながら、ローカル病院なんて行ってる場合ではありません。
お大尽・外人専用の大きな病院の耳鼻科へ行かねばなりません。

が、しかし、そういう病院へ行っても、医師がベトナム人の場合、イライラが募ることになります(笑)

針治療もやった方がいいですよ~。

というオカルト医師に、↑で説明したようなことを患者の私が医師に説明せねばなりません。
誤解のないよう言いますと、私は針や灸を否定しているのではなく、今やるべきことがあるという話をしているのです。

おまえはウイルスを針で殺すのか?ばか。

という話なのです(笑)
まずは炎症を止め、神経の障害を抑えないことには麻痺は進行して行きます。
そんなことは針やマッサージでは抑えられませんし、むしろ悪化する場合だってあります。

そうは言っても、まずはMRI検査や抗体検査で原因を特定しないことには、ゴニョゴニョ・・・。

と、言い出します。
しかしながら、これは完全に間違っています。
あらゆる可能性を否定できないなら、まずは抗ウイルス剤とステロイド投与なのです。
抗体検査を待って、ウイルス性と特定できた後では、手遅れになる可能性があるからです。
特にVZVだったら、症状とウイルスの拡散にタイムラグがある場合があるので、一刻の猶予もありません。

患者の願いというのは症状を取り除くことであり、この場合で言えば顔面の麻痺を取り除くことです。
正確な病名を特定することなど、患者にとってはどうでもいいのです。
馬鹿が努力だけで医師の資格を取ると、病気すら治せないという良い見本です。

そんな訳で、更に説明し、VZVの可能性も考慮し、抗ウイルス薬 acyclovir を処方してもらうことにします。
VZVの場合は、acyclovir800mgを1日5回(4000mg)を1週間ぐらい飲みます。
ちなみに、抗ウイルス薬というのは、ウイルス自体を殺す薬ではありません。
ウイルスの拡散を止める薬です。
ですから、ウイルスが体内で拡散してしまった後では、飲んでもほとんど意味がないのです。

もう一つは、ステロイド(抗炎症剤)です。
これは副腎皮質ホルモンであるグルココルチコイドで、強力な抗炎症効果がありますが副作用もきついです。

「prednisolone 40mgを1日2回(80mg)、1週間分くれ。」と言ったら、「そんなに飲んだら副作用が大変です!」と言われました(笑)
とは言え、私は体重が86kgぐらいあるので、1日80mgというのは無茶な数字ではないのです。
(モヤシのベトナム人からしたら多いという程度)

グルココルチコイドの副作用というのは、いろいろありますが、まずは血圧が上がり、血糖値も上がります。
糖新生が亢進するので、筋肉も減ります。
最も深刻なことは、体内の免疫システムがほとんど使い物にならなくなることで、感染症のリスク等が高まることです。
(それだけ強力な抗炎症効果がある。)
言ってみれば、ノーガードでリングに上げられると言いますか、素っ裸にされハノイの街中に放り出されるようなものです。

ま、しかし、副作用を恐れていては薬など飲めません。
最も愚かな行為は、正しい薬の知識も確固たる理由もなく、単に薬を遠ざけることが正しい選択だと思う阿呆の論理です。
もしここで、そういう選択をすれば、最悪、神経障害は進行し麻痺は永久に残る可能性だってあります。
もちろん、薬を飲んでもそうなる可能性はあります。
もはや、そんなことはただの運なんですが、おおかた世の中の常として、できることもやらずリスクも取らないものには「運」は巡って来ないシステムになっています(笑)

そんな訳で、半ば強引ではありますが、ステロイドも大量に処方してもらいます。
無いとは思いますが、万が一医者に処方を拒否された場合は、診察室で暴れても構いません(うそ。笑)
そんな時は、ベトナムの場合なら、その辺の薬局へ行けばたいがい処方箋なしで買えます。

あとは、ついでにビタミンB12なんかも処方してくれます。
ま、これは気休め程度にしかなりません。
一応ラットに大量投与すると、神経再生に効果があるという論文はありますが、経口摂取しても大量には吸収できません。
その変わり、過剰摂取にもならないので、飲まないよりは飲んだ方が良いという感じです。

あと注意点としましては、ステロイドは急にやめるとホルモンバランスが崩れたりして危険なので、2週目以降は経過を見ながら徐々に減らして行くことになります。
(抗ウイルス剤は2週目以降は不要)


経過を看てみよう!


さて、困ったことに口が半分開かないので、食事ができないのです(笑)
しかし、ご安心下さい。
こういう時のために、栄養補助食品、いわゆるサプリメントというものがあるのです。

幸いにも私の家には、ありとあらゆるサプリメントが揃っています。
主食にはミールリプレイスメントやウエイトゲイナー、全粒粉をお湯に溶かして飲むものもあります。
糖新生が亢進するので、プロテインもガンガン飲みます。
各種ビタミン、ミネラル、オメガ3、6等の必須脂肪酸も飲んでおけば、栄養不足になることはありません。

薬を飲み始めると、とりあえず神経障害の進行は止められているようです。
耳の中の違和感と鈍痛のようなものは、2月17日の金曜日まで続きました。
(2月17日で収まる)
但し、舌の半分が麻痺しているようで、口の中の半分が絶えずヘンテコリンな味がします。

耳の中の違和感が収まるのを境に、顔の上部からかすかに動き出しました。
神経の再生には時間がかかるので、急には動きませんが、それにしてもかなり早い回復だと思います。
口の中は相変わらずヘンテコリンな味がします。

2月21日になると、鏡で見ても全く麻痺があるようには見えません。
男前の顔が戻って来ました(笑)
10日ぶりに流動食以外のものが食えるようになりました。
但し、まだウインクはやりにくいし、口も大きくは開けず、ヘンテコリンな味も少し残っています。
とは言え、もはやあとは時間が解決してくれることでしょう。

減薬で、あと1週間ほどステロイドを飲まなければなりませんが、その頃には完治してそうなスピード改善です。

ステロイド投与のリハビリは、糖新生が亢進し筋肉は減っていますから、もちろん筋トレです(笑)
投与後にそのまま糖尿病になる人もいます。

糖尿病の方は、普段から改善・完治に向けしっかりと節制していないと、いざという時ステロイドを飲めません。
日頃の行いが、こういう時に出るのです(笑)

ちなみに、私に発生した副作用は、血圧が少し上がったぐらいです。
普段の110-70~80が、120-90に上がったぐらいなので、上がっても正常ですが。
血糖値は全く上がりませんでした。
これひとえに筋肉のおかげです(笑)

ちなみのちなみに、ウイルス性の顔面神経麻痺というのは、意外と多いようです。
特にベトナムの様な小汚い国では、どこにウイルスが潜んでいるか解りませんし。
こういう時のために、水疱瘡のワクチンは効果があるようです。
(無論100%ではありませんが。)
おっさんやおばはんの方々は、ワクチンの接種をお勧めします。
(10年に1回ぐらいで良いらしいです。)


終わりに


結局のところ、最終的に病気が治るか治らないかというのは「運」です。
今回、私は今の段階で完全に治った訳ではないものの、まぁ、運が良かっただけです(笑)

とは言え、私はその「運」を引き寄せるために、かなりのことをやっています。
この記事を読み返してみると、最初から私は「顔面神経麻痺」についての知識があったかのような書き方をしていますが、実はそうなるまで「顔面神経麻痺?何それ?」の状態でした(笑)

糖尿病を完治させた時と同じように、世界中の文献や論文を読んだだけです。
(1日で。笑)
ただ、ネットで検索すると、体験ブログやら胡散臭い記事やらがやたら多いので、そういうのは一切無視しなければなりません。
他の患者の治らなかった体験談など読んでも、慰めにはなるかもしれませんが、治ることはないのです。

重要なことは正しい知識と知見をどうやって手に入れるかです。
正しい文献、エビデンスのある情報、一次ソース、あるいは一次ソースに言及しているもの、それらを取捨選択することが肝要です。

「糖質ガー!」では、何も治すことはできないし、誰も治らないのです。



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コメント

去年、ハント症候群になりました。

ご無沙汰しております。私は、去年の11月の終わりにハント症候群を発症しました。ステロイド点滴4日目あたりから口角が上がるようになりました。今ではほぼ完治しました!今までのトレーニングのおかげでステロイドの副作用の血糖値上昇もありませんでした。もし、糖毒信者だったら血糖値上昇で死ぬかもしれませんね(笑)

2017/02/24 (Fri) 04:04 | 筋肉若造 #- | URL | 編集
Re: 去年、ハント症候群になりました。

筋肉若造さん、こんちは。

日本だと点滴や入院が多いらしいですね。
入院できる人は、極力入院した方が副作用が出た時や、感染症対策になりますからいいですね。
こちらでは「緊急外来と入院以外では点滴できない。」と、点滴を拒否られました(笑)

通常は、糖新生が亢進して肝臓が糖を放出したところで、骨格筋に吸収されるだけなので高血糖にはなりませんが、糖毒系のモヤシやひょうたんであれば糖代謝は異常ですし糖を吸収する器もありませんから、ひとたまりもありません(笑)
高血糖による神経障害が追い打ちをかけることでしょう。

2017/02/24 (Fri) 11:36 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

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