骨格筋GLUT4タンパク発現に対する単発の高強度短時間運動

引き続き♪メリークリスマス!

頭痛くなりそうなタイトルですが、文体はいつものように軽いです。
とは言え、今回は糖尿病の方必見。
糖尿病治療のポイントともなる話です。(たぶん。笑)

骨格筋GLUT4タンパク発現に対する単発の高強度短時間運動
というのは、高強度の短時間運動を1回行っただけでも、運動直後の糖取り込みが顕著に上昇するとともに、運動翌日にはGLUT4タンパク発現が増加することが明らかになったというレポートです。

GLUT4というグルコーストランスポーターは、主に脂肪細胞、骨格筋、心筋にあり、通常はインスリンにより細胞膜上へと浮上してグルコースを取り込みますが、運動により非インスリン依存でグルコースを取り込みます。
運動によるGLUT4のトランスロケーションはAMPキナーゼというタンパクリン酸化酵素が活性化することによって起こることが解っています。
このAMPキナーゼは、ATP(アデノシン三リン酸)が分解されることにより活性化されます。
つまり、運動は高強度である方が糖の取り込みを増加させるということは解りきったことです。

一方GLUT4というのは、運動で使われた筋肉のみで増加するので、従来(というより今でもそうですが)は、全身運動である有酸素運動が最も効果的と言われてきました。
しかしながら、上の説明からすれば、これは明らかに間違いです。
チンタラ走ったり歩いたりするぐらいなら、ダッシュを繰り返した方が遙かに効果があります。
もう1点、有酸素運動の致命的な欠点は、長期間続ければ確実に速筋が減少してしまうことです。
糖を取り込むはずの筋肉が減少してしまっては、元も子もありません。

糖を取り込むという観点からは、筋肉はでかければでかいほど、グリコーゲンの超回復に時間もかかりますし、取り込む量も増えます。
したがって骨格筋の中でも大きな筋肉である大腿四頭筋、大胸筋、後背筋などを使い、同時にこれらを増大させる高強度筋トレが、糖尿病治療においては、考え得る最大の効果があり、最良の運動であると言えます。

ちなみに、不活動は糖代謝機能を低下させることも解っています。
つまり、運動しないと糖代謝機能は低下します。
つまりのつまり、糖尿病治療においては、筋量を減少させつつ運動しないということが、最悪な選択な訳です。
つまりのつまりのつまり、糖質制限しながら運動しないというのは、最もやってはいけないことなのです。

やっぱり、このオチかよ!と笑ってはいけません(笑)


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コメント

いいとこ取りすればいいんじゃないですか?まあ週3回筋トレしてたら糖質制限はできませんけど(笑)私は筋トレ週1~2回ですので筋トレ日は糖質解禁。あと外食のときも解禁。家で何もしないときだけ糖質制限してます。だってカロリー制限より楽に脂肪が燃えるんですから。

2012/12/26 (Wed) 10:49 | タクヤン #fie2gk2Q | URL | 編集
Re: タイトルなし

タクヤンさん、こんにちは。

> いいとこ取りすればいいんじゃないですか?

もちろん、OKですよ。
私の話は、単に効率を問題にしているので、それぞれを組み合わせるということが最初から排除されているのです。
簡単に言えば、どちらがマシか?という話です(笑)

世の中には、人それぞれ色々な事情がありますから、自分のライフワークに合わせ上手く取り込むことが重要だと思います。
そのためにも、それぞれの療法の意味と効果は正しく知る必要があります。

例えば、忙しくて運動できないという人がいます。
こういう方々にとっては、時間のかかる有酸素運動は無理ですから、短時間で済ませられる筋トレがいいでしょうし、それすら無理なら、もう100mダッシュだけでも良い訳です。
ダッシュだけなら20秒もかかりません。
ま、結局、できることをやればいいのです。

ちなみに、私の場合は徹底的に効率重視なので、有酸素運動は一切やってません(笑)

2012/12/26 (Wed) 12:43 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

早々の返信有難うございます。ホントは週3回くらい行きたいんですよね、私も。ただ今行き、帰りの寒さが・・たまに雪ですし自転車はつらい。筋トレだけなら確かに30分から40分ですから時間がないとはいえないんですが1回1000円なので30分ではもったいないと貧乏性です(笑)月10000円かどちらか選べるんですけど週二回でとんとんでは1000円のほうがとくかなあと思ってます。あと、玉城さんは大岡理論はどうおもわれますか?私はフルレンジのトレーニングはほぼしていないのでこちらの理論好きなんですが。

2012/12/26 (Wed) 12:56 | タクヤン #fie2gk2Q | URL | 編集
Re: タイトルなし

タクヤンさん、こんちは。

1回1000円は高いですね!
こちらでは、区ごとに公営のスポーツジムがあって1回300円で、定期券を買うと月1600円で行き放題です。
しかも、設備は下手なフィットネスジムよりも最新で広い。
難点は人が多いことでしょうか。
完全に民業圧迫だと思います(笑)

>大岡理論はどうおもわれますか?

これ知らないんですが、ネットで検索できますか?
調べてみます。

2012/12/26 (Wed) 13:11 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

はい。検索できます。リアル筋力ってやつです。

月1600円かあ。それなら一回30分で十分やわ。そういう施設残念ながら京都はないんです。
これくらいの料金払うんやったらもっとちゃんとしたジムは結構あるのですけど、母校の大学が経営してるのでちょっとでも助けになるかと。

2012/12/26 (Wed) 13:58 | タクヤン #fie2gk2Q | URL | 編集
RE:大岡理論

大岡理論のソースではなく、紹介されているものをササっと読んだのですが、パーシャル・チーティングのことですか?
もしそうであるなら、ケースバイケースではないでしょうか?
と言いますのも、高重量を扱う時には、大なり小なりチーティングになるからです。

ただ、筋トレ初心者の方やこれから筋トレを始める人には、フルレンジ・ストリクトが基本です。
何故これが基本かと言えば、扱う重量を完全に自分でコントロールできるからです。
(結果、怪我の回避につながる)

中級者以上になれば、チーティングとフルレンジは自然に使い分けてのトレーニングになると思います。
ただ、私がイメージし難いのは、チーティングだけのトレーニングというのは、いきなり高重量を扱うんですか?
フルレンジでできる重量ならチーティングしなくてもいいような気がするんですが、何か理由があるんですかね?

2012/12/26 (Wed) 14:14 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

チーティングがメインではなく、フルレンジのトレーニングは必要ないというのが理論の大本です。
ネガティブなトレーニング(プレス系は全部)では一番下げたところで負荷をかけず例えばベンチプレスでひじを90度以上曲げずにフルレンジでできる重量より重いものを扱えるのでより負荷をかけられる、しかも怪我が少ないという理論です。一番大きな筋肉の一番力の入るレンジでトレーニングをするほうが効率的という理論にもとずいています。これにより筋肉痛の質が変わります。実際大胸筋を鍛えたときにフルレンジでは脇のほうが筋肉痛が大きかったのですが、これにより中の大きな筋肉が筋肉痛になるようになりました。

2012/12/26 (Wed) 15:22 | タクヤン #fie2gk2Q | URL | 編集
Re: タイトルなし

タクヤンさん、こんばんは。

なるほど。理解できました(たぶん)
私は、それをインクライン・ベンチの時にはフルセットでやってます。
インクラインの時は、肩を入れ過ぎるというか、肘を曲げ過ぎる(下げ過ぎる)と、よく肩を痛めるからです。
高重量を扱う時にも、たいていはそうなります。
あと、スミス・マシンでデッドリフトをやる時も、自動的にそうなりますね。

フルレンジとパーシャルとどちらが効くのか?と問われても私には解りません。
ただ、限界ギリギリの高重量を扱う時なんかは、フルレンジではできないので、それで良いと思います。
敢えてフルレンジに拘るよりも、使用重量を上げた方が効く気がします。
ま、感覚的な話なんですけど。


2012/12/26 (Wed) 22:43 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

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