「糖尿病入門」シリーズの続きです。
前回は、こちらです↓
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-287.html
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前回、筋収縮(運動)による糖の取り込みは、インスリン経路とは別に、AMP/ATP経路(非インスリン依存)で、身体(筋肉)に糖を取り込む、という説明を致しました。
このAMP/ATP経路には、「働かざる者、食うべからず。」という、一つの制約があります。
どういうことかと言いますと、この経路でGLUT4が発現する(筋肉が糖を取り込む)のは、筋収縮(運動)に参加した筋肉だけ、ということです。
まぁ、当たり前と言えば、当たり前の話です。
ところが、この事実も実は話をややこしくしていると言うか、重要なポイントだったりします。
一般的な運動療法では、この事情から、「運動はなるべく全身運動が良い。」とされています。
つまり、なるべくたくさんの筋肉を動員するような全身運動が良いという訳です。
ですから、例えば筋トレであるなら、なるべく全身の筋肉を鍛えるべく、サーキット・トレーニングのようなやり方が推奨されたりします。
(いろいろな種目やマシンを使って、全身の筋肉を鍛える。)
有酸素運動が推奨されるのも、全身運動とされているからです。(ほとんど下半身主体ですが。)
とは言え、実はこれにも、問題があります。
前回説明致しました通り、GLUT4の発現が最大になるのは、筋グリコーゲンが枯渇した時です。
全身の筋肉のグリコーゲンを枯渇させるなんてことは、糖尿病のデブには無理です。(たぶん死ぬ。笑)
糖尿のグ~タラにそんなことを要求するのは、「豚に空飛べ」と言うようなものです。
そうすると、デブが全身運動をやろうとすれば、全身の筋肉を満遍なく使った強度(効果)の低い運動を繰り返す、ということになります。
もちろん、これでもやらないよりはやった方が遥かに効果はあります。
ただ、何度も言いますが、本シリーズの目的は、「糖尿病即効完治」です。
即効完治のためには、考えうる最大の効果を得られる手法を採らねばなりません。
そこで、糖尿病完治のための筋トレを行う場合は、分割法という手法で行います。
これは、身体の中で大きな筋肉を胸・足・背中と、3つのパートに分割します。
そして、1日で行う筋トレは、パートごとに行います。
(つまり、足の日なら足の筋トレしか行わない。)
こうすることによって、胸の日なら、胸だけの種目を行うことにより、短時間でオールアウトに近づけることができます。
週3日で行えば、ちょうど1週間で全身が鍛えられるというメニューです。
そもそも筋肥大を目的とする筋トレというのは、サーキットトレーニングなど行わず、必ず分割法で行います。
筋肉というのは、追い込まないことには大きくならないのです。
血糖コントロールにおいても、筋肥大においても、分割法というのは最適のトレーニング手法なのです。
更に実際にトレーニングを行っていく上においても、分割法の利点はあります。
例えば、きょう胸のトレーニングを行ったとします。
限界まで追い込みますから、2~3日は尋常ではない筋肉痛が続きます(笑)
ただ、胸の筋肉痛が残っていても、次のトレーニングは足ですから、問題なく限界まで追い込めます。
そうすると、今度は足の筋肉痛が出ます。
足の筋肉痛は、キツイです(笑)
膝は笑い出し、階段の上り下りも手すりに掴まらないとおぼつきません。
無論、ここで、「筋肉痛が残っているからトレーニング休もう。」などという寝惚けた言い訳は通用しません。
今度のトレーニングは、背中なのです。
もう這ってでもジムへ行きます(笑)
もちろん、背中のトレーニングですから、問題なく限界まで追い込めます。
こうして1週間が終わり、筋肉痛にうなされながら、あなたはこう考えます。
「これ、もしかして糖尿病やってた方が楽でないの?・・・」と(笑)
そして同時に、こうも確信します。
「そら、こんなことやってれば、間違いなく糖尿治るわ・・・」と(笑)
No pain, no gain.
糖尿は1日にして治らず。
-つづく-

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