糖尿病入門シリーズ、今回からは、食事編です。
食い意地の張った糖尿デブの皆さん、お待たせしました。
まず、最初に注意事項です。
運動と食事というのは、二つでセットです。
それぞれを切り離して考える訳ではありません。
当ブログで言えば、高強度筋トレとこれから述べる「食事編」とは、セットです。
この二つが噛み合って、初めて最大の効果を得られるものです。
ですから、どちらかだけを切り離して実行しても、効果は半減、またはそれ以下になります。
例えば、体重70kgの成人男子が1日に必要なタンパク質量は、およそ70gです。
高強度で筋トレを行えば、およそその倍の140gは最低必要になります。
世の中には、タンパク質は摂れば摂るほど身体に良いと考える阿呆もいますが、仮に運動も行わずに140gのタンパク質を摂取しても、怪我や病気の場合を除いて、ほとんど意味はないです。
(単に食費がかかるだけ。)
我々の身体というのは、恒常的にアミノ酸を保存できる場所がないので、余ったアミノ酸は体外に放出されるか、糖に変換されるか、エネルギー過剰分は最終的に脂肪に変換され蓄えられます。
ですから、タンパク質量を多く摂取するというのは、運動しているから意味があることなのです。
重要なことは、「何を食べて、何を抜こうが、カロリーオーバーになれば、最終的には脂肪として蓄積される」という大原則を頭に入れておくことです。
次に、糖尿病における食事というものの基本的な考え方というものをご説明しましょう。
この「糖尿病入門」シリーズを最初から読んでいる良い子のみんなは、既にお解りだと思いますが、そもそも2型糖尿病の支配的な原因というのは、エネルギー過剰状態における脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪等)の蓄積に端を発しています。
体内で増え過ぎた遊離脂肪酸は、インスリン抵抗状態を作り出し、膵臓の機能障害を起こし、インスリンの分泌をも障害します。
結果、身体(骨格筋)は、糖を取り込みにくくなり、高血糖になります。
この状況で、根本的な解決を図ろうと思えば、エネルギー過剰状態を改善(カロリー制限)しつつ、脂肪摂取を控えることです。
同時に、完治を目指すなら、筋量の増加(少なくとも筋量を減少させない)努力が必要です。
で、本題の食事制限へ行く前に、次回は「正しい糖質制限のあり方」という点について語っておきたいと思います。
もちろんこれは、糖毒カルトのような、「糖は毒だ!糖質制限万歳!くるくるパ~に光を!」なんていうヨタ話ではありません(笑)
糖質制限を行って、糖尿病を改善できる場合もあります。
もちろん、間違っても完治など無理です。
どういう場合に改善でき、どういう場合に改善できないか、ということをご説明したいと思います。
-つづく-

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