突然ですが、ご質問にお答えします。
ご相談なのですが、主治医に筋トレをしていることを話したところGLUT4による糖質の取込みは筋トレより有酸素運動のほうが優れているため有酸素運動をするように言われました。
筋トレが優れていることを説明したところエビデンスを持ってこいとキレられ診察終了となりました。
何とかこの医師に筋トレが優れていることを付きつけてやりたいので何か有名な論文や文献をご紹介頂けないでしょうか。
糖毒真理教脱会信者の方からのご相談です。
この方は糖質制限で筋量が減ってしまい、危うくひょうたんになりかけたところ脱会して筋トレを始めたら筋量も増え、あっという間に糖尿病も改善してしまった方です。
そしてこの医師は「エビデンスを持ってこい!」とキレるぐらいですから、当然のことながら糖毒系の馬鹿医者です(笑)
しかも結構有名です(実名出したいぐらい。笑)
まずですね。
こんなの、目の前で三角形の面積を求めてやったら「エビデンス出せ!」とキレる馬鹿と同じぐらいのレベルです(笑)
GLUT4による糖の取り込みは、筋トレが優れているとか有酸素運動が優れているとかという話ではないのです。
(運動の種類ではなく、強度が問題)
運動は高強度であればあるほどGLUT4の発現量は増えるので、高強度の運動をどれぐらい行うか?ということが、糖の取り込みが優れているかどうかという分かれ道なのです。
(無論、低強度の運動を延々とやっても構わないですが、現実的ではない。)
非インスリン経路でのGLUT4のトランスロケーションというのは、AMPKの活性化に依存している以上、AMP/ATP比の増加、つまりATPの消費、要するにエネルギーをどれだけ使うかがカギな訳です。
こんな話は当たり前中の当たり前の話で、エビデンスがどうのという次元ではなく、解らない奴が悪い、というか馬鹿なんですが、どうしても「えびでんすガーーー」と言うなら、以前に紹介したこれなんかどうですか?
骨格筋GLUT4タンパク発現に対する単発の高強度短時間運動
これはラットの実験で、低強度の水泳を3時間やったら16時間後のGLUT4の発現が51%増え、高強度の水泳では3分20秒で34%増えた、というものです。
いくら馬鹿でも「低強度の方が51%だから、3時間泳げ!」とは言わないでしょう(笑)
ちなみに、私がこの馬鹿医者の立場であったら、もう少しまともな話をして「有酸素運動の方が血糖の取り込みが優れている」と患者に思わせることができます(笑)
実は、遅筋というのは速筋に比べればGLUT4の量が多く、インスリン感受性も高いのです。
よって、遅筋をメインで使う有酸素運動のような低強度の運動の方が糖の取り込みは優れているのです。
どうですか?皆さん。反論できますか?
この手の話は、一見もっともらしく聞こえるので一般の方々を簡単に騙すことができます。
私もカルト教団を立ち上げようと思えばいつでもできるのです(笑)
ま、ただ、実際に検証するとバレてしまうので、あまり使えません(笑)
遅筋というのは速筋と比べると小さいので、当然のことながらGLUT4の割合は遅筋の方が相対的に多くなりますが、無論これは絶対量ではありません。
これまた当たり前ですが、1本の毛細血管で賄う面積というのも速筋の方が広くなるので相対的にインスリン感受性は遅筋の方が良くなります。
最大の問題は、遅筋というのは鍛えても大して大きくならないことで、有酸素運動のような運動は頑張れば頑張るほど速筋が減ることはあっても増えることはありません。
また、酸化系の運動をやればやるほどミトコンドリアの合成が盛んになり、typeⅡaの速筋繊維は遅筋繊維に変換されます。(マラソン選手がモヤシになって行くような感じ)
これを筋肉の赤化というんですが、実はマウスを使った実験で人工的に筋肉の赤化を起こすと、却ってGLUT4の発現量は減ってしまいインスリン抵抗性は上がってしまったという報告もあります。
いずれにせよ、GLUT4発現量やグリコーゲン貯蔵量、つまり糖の取り込みの絶対量を上げるなら、埒があかない遅筋をいじくるより速筋をでかくした方が手っ取り早く効率的なのです。
遅筋だけのモヤシと速筋だけのマッチョを比べてみれば解ります。

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