
ちはっす。
12月は、トレーニングもやらずにあちこちで食いまくった私ですが、にも関わらず、私が太らなかったというには理由があります。
結局カロリー収支というのは、ある期間のトータルのカロリー収支なので、他の日で調整して帳尻を合わせればある程度コントロールが効くのです。
「先に教えてよ~!」という良い子のみんなは、来年は気を付けましょう(笑)
ところで、れいによって、
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/page-1.html
を見ていたら、
知らない間に、私とMECおばはんが対決していました(笑)
久しぶりにMECおばはんのブログを見てみたら、あまり対決になっていなかったので、今回はMECおばはんの疑問に私が答えつつ、
体重とカロリーを理解すると絶対にダイエットは成功する
という記事の補足説明をするという企画です(笑)
まず、おばはんは、体重について理解していなかったようです。
茶わん3杯分のごはん(約540kcal)と800kcalのサーロインステーキ
のどちらを食べたら太るのか?解らないみたいです。
「太る」というのを「体重が増える」と定義するなら、どちらか重い方を食べればより体重は増えます。
(当たり前中の当たり前)
それ以外の答えはないし、食べる前と食べた後で体重計で計れば簡単に検証できます。
たぶん、おばはんが解らないのは↓のことだと思います。
糖質制限では、カロリー制限に比べ、何となくカロリー摂取が多い気がするのにカロリー制限よりも痩せる(体重が減る)。
これは、身体の中で単純にカロリー計算通りの反応が起きているわけではないからだ。
無論、カロリー計算通りの反応が起きています。
でなかったら、おばはんはとっくに死んでいます。
理屈が理解できないから理屈がおかしいのではなくて、単におばはんが中学校の時に勉強していなかっただけです。
とりあえず身体が理屈通りに動いているから、どんな馬鹿でも生きていられるのです。
まず、前記事で説明した様に、体重が減るということは、何かしらの物質を体外へ排出すること、ということを最初に理解しなければなりません。(当たり前のことだけど)
これは逆に言えば、何が減っても体重は減る、ということです。
通常、我々の身体では、毎時2gの糖が赤血球、4gの糖が脳で使われています。
ここで糖質を制限すると、絶対的な糖不足になり、肝臓での糖新生が亢進します。
残念なことに、我々の身体にはアミノ酸を恒常的に蓄える場所がないので、食事由来のアミノ酸がいつまでも体内に漂っている訳ではありません。
余ったアミノ酸は、アミノ基と炭素骨格に分離され、炭素骨格はエネルギーの一部として使われ、残りは尿中に排出されます。
とは言え、糖のニーズは依然としてあるので糖新生を止める訳には行きません。
そこで、筋肉と筋グリコーゲンは分解され、肝臓にアミノ酸を供給します。
筋グリコーゲンは解糖系でピルビン酸を作り、そのピルビン酸にアミノ基を転移し、アラニンというアミノ酸を作り肝臓に供給されます。
何でこんな面倒臭いことをするかと言いますと、筋肉はグリコーゲンを自身のエネルギーとして使うことはできますが、グルコースには変換できないのです。
(グルコース 6-リン酸→グルコースの変換を行う酵素が筋肉には存在しないため)
そこで一旦グリコーゲンをアラニンに変換して肝臓へ供給し、肝臓でグルコースに変換するという段取りになっています。
筋肉にしてみれば、「糖不足」というお家の一大事に、筋肉自身を分解した上、更に手持ちのグリコーゲンまで分解し、「あとはヨロシク!」と、肝臓にバトンタッチするのです。
とは言え、この筋肉とグリコーゲンが分解されるシステムというのは、体重減少という観点からは非常に効率がいいのです。
何しろ、脂肪を100gを減らそうと思ったら900kcalも消費しなければなりませんが、タンパク質や糖なら100gで400kcalと、半分以下で済みます。
加えて、グリコーゲンというのは保水性が高く、グリコーゲンが1g減るともれなく水も3gほど減ってくれます。
つまり、グリコーゲンを300g減らすだけで体重は1.2kg減るのです。
ちなみに、このグリコーゲンの保水性というのは、基礎化粧品なんかにも使われていて、お肌を潤す成分となっています。
(*注:本当にお肌が潤うかどうかは私は知りません。)
ですから、MECおばはんが、カマイタチ式だかカマホリ式だかで、タンパク質摂取量を減らしたら体重が激減したというのは当然のことで、糖質制限でタンパク質摂取量を減らせば、より筋肉やグリコーゲンが減り、より体重も減るのです。
ちなみのちなみに、糖尿病になると勝手に痩せて行き、筋肉が減って行くのも同じ原理です。
糖尿病になると、高血糖にも関わらず糖が吸収できないので、身体は糖不足と判断し、糖新生を更新させます。
結果、↑と同じことが起こるのです。
これでMECおばはんの疑問も解消され、安心して油をすすっていられると思います。

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