
ちはっす。
運動療法としての筋トレが糖尿病改善に効果がある、というのは、実は10数年以上も前から、米国糖尿病学会等では言われていたことです。
最近では、日本でも筋トレの効果は見直されて来ています。
とは言え、まだまだ「筋トレの正しい方法」が浸透している訳ではありません。
筋トレというのは、筋肉を増やすために行う運動です。
「筋トレやりました」→「糖尿病治りました」というほど、甘いものではありません。
そもそも、糖尿病を発症した時点で、代謝不全(インスリンの作用不足)により筋肉は分解はできても合成しにくい身体になっています。
その状態で筋肉を増やそうとする訳ですから、正しい運動と食事をしっかりとやらなければ、なかなか筋肉は増えるものではありません。
逆に言えば、筋肉が増えて行くということは、正しい運動と食事ができているということで、これができれば糖尿病など、あっという間に治ります。
「筋肉が増えると糖尿病が改善する」というのは、過去にもいろいろと記事にしていますので、参照して頂くとして、今回は、京都大学の新しい知見をご紹介します。
京都大学と言えば、医局に残れず街医者になったカルト医師のようなボンクラから、最先端の基礎研究を担う優秀な人まで、いろいろと人材が豊富なようです(笑)
生きたマウス体内のAMPK活性を可視化 -糖尿病薬や運動が効果を及ぼす細胞が明らかに
これは簡単に言えば、マウスの体内で、AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)の活性を可視化し、どこでどのように活性化しているのかモニターできる技術です。
これがどのように凄いのかと言いますと、例えば、運動後に骨格筋でのAMPK活性を観察したところ、遅筋に比べて速筋で有意にAMPKが活性化されることが解った訳です。
骨格筋が糖を取り込むには、まずはGlut4の発現がなければお話になりません。
そのGlut4の発現は、AMPKの活性に依存しています。
糖尿病を治したいなら運動は食前にしなさい
そして、そのAMPKの活性は、速筋でより多く活性することが解った訳です。
つまり、どの様な運動を行うにせよ、速筋が多い方がより効果が大きいということです。
とは言え、速筋というのは、筋肉に高負荷をかけなければ増えません。
ピョコピョコ走っていても、速筋が減ることはあっても増えることはないのです。
運動療法というのは、
まずは速筋を増やせ。
話はそれからだ。
ということです。

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