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糖尿病発症のプロセス

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ちはっす。

前回の続きです。
見逃した方は、こちら↓

世界の最先端では既に糖尿病は治っている!糖尿病完治とは何か?


糖尿病発症のプロセス

前回は、糖尿病発症の過程を説明する、ツインサイクルというプロセスを紹介しました。
今回は、これを踏まえ、糖尿病発症のプロセスを今一度詳しく解説したいと思います。
この理解なしには糖尿病の改善も、ましてや「治る」なんてことはあり得ないからです。


慢性的なカロリー過剰とはどんな状態か?

慢性的なカロリー過剰状態というのは、一般的には「肥満」を連想するかと思います。
もちろん肥満がカロリー過剰状態であるのは間違いない訳ですが、一概にはそうとも言い切れないのは、痩せ型の人でも内臓脂肪が貯まるという点です。

これを前回紹介したDiabetologiaの記事では、「脂肪の閾値」という表現で説明しています。

皮下脂肪の蓄積能力というのは個々人で差があります。
その蓄積能力を超える脂肪酸に晒された時、もはや皮下脂肪に蓄積できない脂肪酸は血流に乗って全身を駆け巡ることになります。
これが内臓脂肪や異所性脂肪の原因となります。

厄介なことに脂肪というのは、900kcalでも100gにしかならないぐらい軽いので、少々増えても気付きにくいという難点もあります。


身体は「カロリー過剰」をどうやって判断しているのか?

一般的に「カロリーオーバーになると脂肪が貯まる」と言われますが、そもそも身体は、そのカロリーオーバーをどうやって判断しているのでしょうか?

いちいちカロリーを計算している訳ではないとは想像できます。
電卓持っていませんし(笑)

実は、カロリー過剰かどうか?というのは、身体はATP(アデニシン3リン酸)の需給で判断しています。
ATPの詳しい説明は↓を参照下さい。

糖尿病を治したいなら運動は食前にしなさい


カロリー過剰状態というのは、カロリー(エネルギーと言っても良い)が十分に足りている状態で、これ以上カロリーを摂取する必要のない状態で、それは、=ATP需要の少ない状態であり、=ATP供給が十分な状態のことです。

そして、ATP需要の少ない状態(=ATP供給が十分な状態)の時、身体は余ったエネルギーで脂肪の合成を始めます。
詳しいプロセスについては、↓記事を参照下さい。

脂肪だけを減らすダイエット方法を世界一解り易く解説する

細かいことを説明すると難しく感じられますが、要するにこれは「食い過ぎ」か「不活動(運動不足)」ということで、「適度な食事と適度な運動が大切」という、当たり前の結論にしかならないのです。


すべては脂肪の曝露から始まる

かくして慢性的なカロリー過剰により、脂肪は蓄積されて行くことになります。
脂肪が蓄えられていくと脂肪細胞は膨らんで行き、これ以上膨らむことができなくなると、脂肪細胞は分裂して増殖して行きます。
当然のことながら、無限に増殖し続けて怪獣のような大きさになることはできず、どこかで限界に達します。

この限界点というのが、冒頭のお話に出てきた「脂肪の閾値」ということになり、個々人によって差があります。
限界に達すると、これ以上膨らむことができなくなった脂肪細胞から脂肪があふれ出します。
あふれ出た脂肪は血流に乗り、食事由来の脂肪と共に全身を駆け巡り、各臓器は脂肪に晒されることになります。
行き場のなくなった脂肪は、内臓脂肪や異所性脂肪を形成し出します。

この慢性的な脂肪の曝露、とりわけ各臓器が飽和脂肪酸に晒されると、無菌性炎症を起こしたり、インスリン抵抗性を惹起します。
詳しくは、↓過去記事を参照下さい。

膵臓に関しても、飽和脂肪酸の摂取が糖尿病を悪化させるというエビデンスはないと思います-はぁ?(笑)という話

糖質制限は、なぜ耐糖能が悪化するのか?

骨格筋の減少と内臓脂肪の増加は「脂肪肝」を悪化させる

糖尿病治療を開始しても高脂肪食により慢性炎症は持続し、インスリン抵抗性・β細胞の機能障害は憎悪する

長期ケトン食は耐糖能が悪化し、膵β細胞は減少する

糖代謝異常、とりわけインスリン抵抗性は何故起こるのか?


そして、前回紹介したDiabetogiaの記事によれば、肝臓に脂肪が貯まり出すと、肝臓での脂肪合成は増加し、更に脂肪は増え悪循環に成って行きます。
かくして身体中は脂まみれになり、すい臓に流れ込んだ脂肪酸はすい臓内に内臓脂肪を形成し、β細胞の機能障害の原因となります。

この肝臓脂肪→すい臓脂肪というのが、前回紹介したツインサイクルということになります。
とは言え、実際には、同時に筋肉が脂肪に晒されれば骨格筋のインスリン抵抗性の原因となりますし、視床下部が脂肪にさらされればレプチン抵抗性を惹起し、これまたインスリン抵抗性の原因となります。
そういう意味では、twinどころか、 triplet、quadruplet cycle になっています。


糖尿病を一気に改善・寛解する

このツインサイクルによる糖代謝異常の憎悪(要するに糖尿病のことなんですが)を、一気に改善・寛解させるのが、前回紹介した論文にある「超低カロリーの食事療法」です。

しかしながら、よく考えてみると、これは従来の「カロリー制限と運動療法」と大して変わらないような気がします。
要するに、両者とも「デブは痩せろ。話はそれからだ。」としか言っていないからです。

肥満型糖尿病の人が一気に痩せれば、糖尿病寛解まで持って行くのは比較的容易なことです。
(痩せることすらできない人は論外。笑)
ただ、それだと、一時的に治っているだけで、ちょっと食生活が乱れ始めれば、すぐに再発してしまいます。
糖尿病が完治できないというのは、正にこの部分なのです。

では、糖尿病を完治させるためにはどうすれば良いのか?と言いますと、根本的に身体を作り直せば良いのです。
要するに、今の身体では駄目な訳ですから、もう身体ごと交換するイメージです。


- つづく -


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