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病院でクレアチニン値が高いと言われたら?【クレアチニンとは何か?】

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ちはっす。

時々、「病院でクレアチニン値が高いと言われました!どうしたらいいですか?」という質問を頂きます。
血中のクレアチニン値というのは、腎機能低下の指標となります。
(但し、クレアチン値高い=腎機能の低下ではありません。何故かと言うと、この記事を読めば解ります。)

糖尿病の方々の場合、腎機能低下という深刻な合併症にも注意を払う必要があります。
放っておけば、将来の透析予備軍にもなりかねません。

ま、ただ、冒頭の様な質問は医者に聞くべきであって、私に聞かれても困るんですが、意外と狼狽える人が多いので、今回はクレアチニンについて説明致します。

この記事を読めば、クレアチニン博士になれます(笑)


クレアチニンとは何か?

そもそもクレアチニンを理解しようと思ったら、我々が普段どの様にエネルギーを産生しているのか?というところから理解せねばなりません。
その点については過去記事において詳しく説明しているので、まずは参照下さい。

糖尿病を治したいなら運動は食前にしなさい


上記記事の通り、我々が運動にせよ、日常の動作にせよ、身体を動かす時には大まかに3つのエネルギーの産生方法があります。

1.脂肪からATPを作る

2.糖からATPを作る

3.クレアチンリン酸によりATPを再合成

この3つは、運動強度の違いにより割合は異なりますが、我々の身体では常にマルチタスクで同時に動いています。
運動強度が低ければ、脂肪からの合成の割合が増えますし、高ければ糖やクレアチンリン酸による合成の割合が増えます。

今回問題となるのは、3.のクレアチンリン酸によるATPの再合成です。

ATPが分解されリン酸が取れると、ADPが増加します。
ATPが分解されっ放しだと、すぐになくなってしまい、我々は動けなくなってしまうので、速やかにATPを合成・再合成しなくてはなりません。
この時、増加したADPにクレアチンリン酸を使い、手っ取り早くATPを作り出すのが、クレアチンリン酸によるATPの再合成です。

クレアチンリン酸 + ADP → クレアチン + ATP

この反応で生じたクレアチンはクレアチンキナーゼにより再びリン酸化され、クレアチンリン酸として再利用されるか、非酵素的脱水を経てクレアチニンになります。
これが、血中に増えるクレアチニンです。

このクレアチニンは最終的には腎臓で尿中に排泄されるのですが、腎機能が低下し出すと排出が滞り、血中に増えてしまいます。
かくして、クレアチニン値は、腎機能低下の指標として使われているのです。


クレアチニン値高い=腎機能低下ではない

こうした仕組みを知っておくと、クレアチニン値が高いことが必ずしも腎機能の低下ではない、ということが解ります。
実際に、筋肉量の多い人はクレアチニン値が高い傾向にありますし、運動量が多い人は更に高くなります。
ま、つまりクレアチニンの量が問題なのではなく、尿中での排出が滞ることが問題なのです。

クレアチンリン酸は、クレアチンキナーゼの作用によりクレアチンから変換されるので、クレアチンを含む食材(肉や魚等)を大量に食べている人や、サプリメントでクレアチンを摂取している人も、クレアチンリン酸によるATPの再合成は増えますから、クレアチニン値も高くなります。

ですから、一度の検査で「クレアチニン値が高いから」と言って、「腎機能が低下している」とは言えません。
たまたま、その時高かったということもあるのです。
(腎機能低下の疑いがある、とは言えます。)

この場合、運動している人なら1日~2日安静にした後、再検査すれば良いですし、クレアチン等のサプリメントを摂取している人なら1日~2日やめて再検査すれば、数値は安定します。

あるいは、もっと詳しく腎機能を検査すれば良いです。

最も駄目なのは、クレアチニン値だけ見て「強度の高い運動はやめろ。」というお医者さんです。
たまたま運動したから高かったかもしれないのに、これでは本末が転倒しています。

そういう時は、

てめぇ、いい加減なこと言ってないで、ちゃんと調べろ、馬鹿。

と、言って上げれば良いです(笑)


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Theme: 糖尿病 | Genre: 心と身体

コメント

揺れ動くクレアチニン・・・。 

ご無沙汰しております。
以前、私も「クレアチニンの値が高い」と指摘され、
腎臓内科で検査をしてもらったことがあります。
一度、ダメージを受けると自ら再生することなく、また日々使っているあいだに
消耗してゆく、いわば消耗品のような腎臓・・・。
気になって検査結果を待ちましたが、
「尿タンパクが下りてないし、シスタチンCというクレアチニン値よりも
重要な値がまったく正常なので大丈夫でしょう。」
ということで安心しました。

そういえば昔、検査の日の朝に筋トレをやったらクレアチニン値がハネ上がった
ことがありました。
なので王城さんがここでおっしゃっていることは実体験としてよく分かります。
聞くところによるとフルマラソンのあとなんかではクレアチニン値が
とんでんもない数値になるそうですね。

腎臓内科の医師が「クレアチニン値にナーバスになって、それを下げることだけ
に専念してもあまり意味がないのですよ。」
と教えてくれたのを覚えています。
納得です。

2018/05/09 (Wed) 09:17 | オオクボヤスシ #- | URL | 編集
eGFR

血液検査でクレアチニン値が0.72で正常範囲だったのですが、このクレアチニン値から年齢と性別で推定されるeGFR値が89.4で正常または軽度低下とありました。担当医に質問すると特に問題無いとのことでしたが、問題無いのに軽度低下っておかしくないですかね?

2018/05/09 (Wed) 18:40 | なお #k9MHGdfk | URL | 編集
腎機能等に対する質問

はじめしてラードと申します。

30歳にして2型糖尿病と診断された
情けないラード野郎です。

落ち込んでいたなかこちらのメソッドに出会い
感銘を受けましたので、速攻で取り組みました。
発覚時Hba1c9.3空腹時血糖値361でしたが
高強度トレーニング、高負荷エアロバイクにて
1ヶ月で10キロ内脂肪7.4キロ(NOKIAにて計測)
の減量に成功しました。
変化としてHba1c6.9空腹時血糖値88になりました。
食後血糖値は110〜130です。ピーク60〜75分後は
130から150です。

本題なのですが、血中のクレアチニンが1ヶ月で0.17変化していました。eGFR値だと122から94程度
また蓄尿CREは少し多いぐらいでした。
筋肉量などが関係することは知っていましたが、
ここまで変化するものなのかと、医者は問題ないと言っていたので大丈夫だとは思うのですが…

しかしCペプチドは値をがHでありながらCペプチド尿はLだったので、不安が拭えない感じになりました。
ちなみにタンパクなどはおりてないです。

これからもこの甘ったれた体を鍛えていきます。

2018/05/09 (Wed) 19:04 | ラード #TRlOk17w | URL | 編集
貴重な情報ありがとうございました

 以前に、痩せ型の糖尿病でなかなか完治しないと投稿させて頂いたものです。
王城さんの言葉に気合を注入して頂き、放置した分だけ、筋トレ(週2回)を
継続しないといけないんだと自分に言い聞かせて実施して来ました。
 ここ数か月、筋トレを強化してからクレアニチンの数値が基準値を超えたの
で、定期検査の度に、医者から軽度の腎臓疾患の可能性ありと言われていまし
たが、しくみが分かり少し安心しました。ありがとうございます。
 また、4月の定期検査結果では、ぎりぎりではありますが、ようやく血糖値
(空腹時105、HbA1c5.9共に)が基準値をクリアできました。

 そこで、今後、さらなる改善・維持する上で、試しに常時血糖値測定ができるリフレを2week装着したところ、なんと血糖値スパイク(昼食時60分後ぐらいに、ほぼ毎回200前後)が発生している事が判明し、ショックを受けています。(夜は、週2回筋トレを実施している時は夕食後も140以下で収まっています。朝は、糖質をほとんど摂取しないので100前後です)
 また、筋トレの効果も、直後の食事までで、翌日の昼食時には、スパイクを起こしている有様で24時間も効果が持続できない状態です。これは、完治に向けた過渡期の状態なのか、実は悪化しているのではと思うくらいです。(参考ですが、今年の2月時点でのOGTT75g負荷検査では、115⇒195(60分後)⇒120(120分後)で、1年前よりは数値はかなり改善していたつもりだったのですが)
 今後も筋トレを継続していく予定ですが、何か方向的に誤っていたり痩せ型、血糖値スパイク現象で特に意識した方が良い事がありましたらアドバイス
頂けると幸いです。(2018.01.05の記事は読ませて頂きました)
正直、なかなか筋肉量が増えないのです。微妙な増減を繰り返している状況です。

2018/05/12 (Sat) 10:52 | 痩せの糖尿病 #- | URL | 編集
Re: 貴重な情報ありがとうございました

痩せの糖尿病 さん、こんちは。

まず、クレアチニン値ですが、高いからと言って=腎機能低下ではないことは確かなんですが、「腎機能低下の疑いがある」とは言えるのです。
ですから、安静時にもう一度検査するか、他の検査を受けてみることをお勧めします。
検査方法については、病院で主治医の先生とご相談ください。

次に、週2回の筋トレで効果が現れにくいのでしたら、週3回やってみて下さい。
筋量を増加させようと思ったら週3~4回がベストです。
そして痩せ型の人は、筋量を増やさないことには何ともなりません。

また、朝糖質を摂らないと、昼、夜の血糖値は上がり易くなります。

https://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-803.html

https://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-695.html


食後高血糖は、トレーニングの内容、食事のどちらかに問題があります。

トレーニング後に食事をし、炭水化物を全粒穀物から摂取すれば急激な血糖値の上昇は抑えられます。
あるいは、以前に記事で紹介しましたが、食事の30分前ぐらいにイソロイシン、あるいはBCAAを飲んでおくとある程度食後血糖値は抑えられます。
(BCAAは他の余計な成分がはいっていないもの)

イソロイシン
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BCAA
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もちろん、最も血糖値に関係するのはトレーニングの強度です。

2018/05/12 (Sat) 15:40 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
Re: 腎機能等に対する質問

ラードさん、こんにちは。

腎機能に対する質問を私にしてはいけません(笑)
お医者さんに相談して下さい。

個々の用語の説明をすることはできますが、私は臨床医ではありません。

2018/05/12 (Sat) 15:46 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

最近、皮剥ぎ取った鶏胸とささみのローテーションで心が挫けそうです!
あぁクリーム煮の鶏もも食いたい!
私に喝を入れてください!蝶野ばりのビンタお願いします!

2018/05/12 (Sat) 17:45 | 豚野郎 #- | URL | 編集
筋トレその後

先生お久しぶりです!

去年の夏頃にこちらのブログを拝見して以来、現在まで無理のない範囲で筋トレを行ってまいりましたが、成果が出たのでご報告に…笑

私は重度のぐーたらでしたので将来の糖尿病予備軍に片足つっこんでいる状態でした…しかしこれは筋トレとバランスの良い食事で4か月ほどで無事脱出できました!
あと、因果関係は不明ですが10年程まえから毎年、数回脈拍280越えの不整脈が出ていたのですがこれが不思議と出なくなり、カテーテル手術を検討していた身としては大変ありがたい副産物?でした。病院で出されていた薬も緊急時用のワソランのみとなり、昨年夏から一度も飲んでいません。
また、体重の方は5キロ増えましたがボトム等の服のサイズは小さくなったのでひょうたんは免れられたと思います。笑

これからも無理のない範囲で筋トレ、バランスの良い食生活を続けて予防していくつもりです。
どうもありがとうございました!

2018/05/12 (Sat) 23:21 | 命拾いした人 #- | URL | 編集
Re:貴重な情報ありがとうございました

大城様、早速のアドバイスありがとうございました。

クレアニチンの数値に関しては、尿蛋白が降りていないか追加確認しましたが、全く問題ありませんでした。さらなる詳細検査については、お医者さんと相談してみます。

 また、朝食は毎回食べてはいるものの、糖質少な目ヨーグルト、ロカボナッツ、サラダチキン、ブラックコーヒーがパターンでしたので、もう少し基準値範囲内で炭水化物(全粒粉等)を増やしてみます。因みに、全粒粉のシリアルと糖質少な目シリアルでは、どちらがお勧めでしょうか?

 あと、頂いたアドバイスは、以前にも書かれていた内容が多かったので、今一度ブログを読み返していました。特にトレーニング内容や食事内容ですが、そもそものインスリン抵抗性改善のしくみも復習させて頂きました。その中で、非インスリン系によるGULT4増加が強度筋トレの目的と理解しましたが、これがインスリン系の糖代謝改善に繋がるというところがうまく理解できませんでした。そのあたりの関係性を解説した部分があれば教えて下さい。どこかに記載されていると思うのですが、見つけられなくお手数おかけしますが、よろしくお願いします。


2018/05/13 (Sun) 23:09 | 痩せの糖尿病 #- | URL | 編集
Re: Re:貴重な情報ありがとうございました

痩せの糖尿病さん、こんちは。

一般的に糖質オフ製品というのは、脂質量が多い傾向にあるので、全くお勧めできません。
そんなものを食うぐらいなら、普通のもので量を減らした方が遥かに良いです。

全粒シリアルは、以前にも紹介しましたが、

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↑こんなやつと、

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玄米フレークを混ぜて食べると良いと思います。
私は割とそうしています。

運動が骨格筋のインスリン抵抗性を改善するのは、ほぼ常識みたいなものですが、過去にいくつか論文を紹介していると思います。
(どの記事だったか、忘れました。笑)

インスリン抵抗性というのは、骨格筋のみならず、例えば肝臓等にも発生し、臓器間で連携しながら憎悪します。
ですから、肝臓であるなら、できる限り脂肪に晒さないようにしたり、糖新生を抑制することが肝要です。
(糖新生が亢進するとインスリン抵抗性は高まります。)

高血糖→糖新生亢進→高血糖 というのは、最悪の悪循環なのです。

2018/05/14 (Mon) 02:02 | 王城 恋太 #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

豚野郎さん、こんちは。

>皮剥ぎ取った鶏胸とささみのローテーションで心が挫けそうです!


ネットで質問して命拾いしましたね(笑)
面と向かって質問されたら、ビンタで済まないです(笑)

私のベトナムでの平日ローテーションを教えましょうか?

目玉焼き&プロテイン → 大豆ミート&プロテイン

です(笑)

ガッデ~ムッ!

てめぇ、これ食え、こら。


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2018/05/14 (Mon) 02:11 | 王城 恋太 #- | URL | 編集

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