
ちはっす。
The Lancet のオンライン版2018年8月に「炭水化物摂取量と死亡率」に関するコホート研究が掲載されました。
Dietary carbohydrate intake and mortality: a prospective cohort study and meta-analysis
内容はと言いますと、
動脈硬化リスク研究の参加者15,428人(45-64歳)を平均25年間追跡調査した結果、炭水化物摂取のエネルギー比率が40%未満で平均寿命は4年短くなり、70%以上でも1年の短縮がみられた、というものです。
この結果を踏まえ、更に、8つの前向きコホート研究の432,179人のデータをメタ分析した結果、同様の結果を得られた、そうです。
更に、炭水化物を動物性タンパク質(牛肉、豚肉、鶏肉、チーズなど)と脂肪に置き換えていた場合は、野菜、豆類などの植物性食品からのたんぱく質、脂肪の場合に比べてさらに死亡リスクが高まるということが判明したそうです。
内容は特に目新しいこともないので、どうでもいいんですが(良くはないか?笑)、当然のことながらこの結果を受け、糖毒業界は火消しに躍起になっております(笑)
今回は、この阿呆ども、じゃなかった、糖質制限関係の方々のドタバタ劇を、みんなで笑おう、という企画です。
ちなみに、The Lancet というのは、医学雑誌の中でも5本の指に入るほどの評価の高い雑誌で、我らがドクター江部先生も、
ちなみに『ランセット』というのは、世界で最も権威ある医学雑誌の一つです。
ここに掲載されることは、医学界ではかなりインパクトが大きいことなのです。
と、自身のブログで語っておられます(笑)
まずは本題に入る前に、論文、とりわけコホート研究や統計等の読み方の基本を押さえておきたいと思います。
以前の記事で時々書いているので、良い子の皆さんは既にご存じでしょう。
脂肪摂取の割合は糖尿病境界型から2型糖尿病への移行を予測する
コホート研究や統計というのは、如何なる理論の証明にもなりません。
「そうかもしれないし、そうでないかもしれない。」としか言えないのです。
これは「統計学」の基本中の基本というか、当たり前中の当たり前のことで、専門的に統計を習わなくても、大学の一般教養レベルの話です。
ですから、コホート研究や統計を持ち出して「証明された!」なんて言う奴は、正真正銘の馬鹿ですから、そんな奴の話は念仏を唱えているのと変わりません。
だいたいにおいて、自説の正当性をコホート研究ばかり持ち出して自慢げに語ってるような奴は、ハナから胡散臭いと思って間違いないです。
誰とは言いませんが(笑)
逆に、いちいちコホート研究や統計に必死に反論している輩も、上記の馬鹿と大して変わりません。
真逆の結果のコホート研究や統計等、世の中にいくらでもありますから、「論破した!」なんて言われても、「ああ、そうですか。良かったね。」としか言い様がありません。
あ、「論破」と言えば、我らがドクター江部先生は、上記Lancetの論文を論破したそうです(笑)
『低炭水化物の食事は寿命を縮める可能性あり』という論文への反論。
さすがは我らが大先生です。
もっとも論破と言っても、同じ街医者仲間のブログを転載しただけですが、
調査そのもがいいかげんで、信用できない。
糖質セイゲニストは糖質摂取比率12%と、37%のQ1グループとは乖離して低いので、本研究とは無関係
と、手厳しい評価を頂いております。
ところで、ドクター江部大先生は、以前に自身のブログ上において、同じLancetに掲載されたコホート研究を絶賛されております。
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋。一流医学雑誌に衝撃論文。
毎日新聞の医療プレミアでも、同様の主張をされておられます。
「炭水化物が命を縮める」 衝撃論文の中身とは
私達、糖質セイゲニストにとって、これ以上ない追い風ですね。
一般の人には衝撃的かもしれませんが、
糖質制限食を推進してきた私からしますと、
「日頃の主張がとうとう証明された」という印象です。
と、絶大なる評価を頂戴しております。
そして、自身のブログや他サイトの記事では、
炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連
と、喧伝されております。
しかしながら、この研究が発表された時、英国NHS(国営医療サービス)は、即座に声明を発表しています。
Results of global fats and carbs study not very relevant for UK
この結果は、英国には関係ないし、食事ガイドラインを見直す必要もない。
と、けんもほろろです(笑)
ことの顛末の詳細は、
「炭水化物が命を縮める!」衝撃論文の中身とは?(笑)
を、参照下さい。
で、この調査では、総死亡率が跳ね上がるのは、炭水化物摂取量が77.2%の群で総死亡率は7.2%で、総死亡率が低い他の群(46.6%で4.1%、54.6%で4.2%、60.8%で4.5%)です。
糖質セイゲニストは糖質摂取比率12%と、37%のQ1グループとは乖離して低いので、本研究とは無関係
この研究も無関係じゃないですか?(笑)
いや、もっと無関係だろ?
何で、都合の悪い時は「無関係」で、都合の良い時は「証明」になっちゃうんですか?(笑)
そもそも、アンケート調査を批判してますが、どっちもアンケート調査だろ(笑)
弱っちゃったな、こりゃ。
結論:
スーパー糖質制限というのは、吐いた唾を飲み込むどころか、吐いたゲロまで食べちゃうダイエット法のようです(笑)

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