
ちはっす。
2018年08月27日の糖尿病ネットワークの記事で、Cell Metabolism に掲載された研究が紹介されています。
インスリン産生細胞を「再起動」 2型糖尿病は「完治」できる?
Remission of Human Type 2 Diabetes Requires Decrease in Liver and Pancreas Fat Content but Is Dependent upon Capacity for β Cell Recovery
この研究は、英国ニューキャッスル大学のテイラー博士の研究なんですが、テイラー博士の研究は何年も前から続いており、今も継続中で、当ブログでも何度か紹介しています。
世界の最先端では既に糖尿病は治っている!糖尿病完治とは何か?
糖尿病ネットワークの記事では、
肥満のある人の多くが、体重を減らし肥満を解消することで、糖尿病を発症する前の状態に戻せることが判明した。
研究で得られた知見は、「糖尿病を一度発症すると、生涯にわたり"治った"と同じ状態を維持できても、完治することはない」という従来の定説を覆すものだ。
と、言っています。
が、しかし、
そんな話は7年遅い(笑)
テイラー博士の研究は、2011年の欧州糖尿病学会の学会誌・Diabetologia(October 2011, Volume 54)で、既に紹介されており、当然、当ブログでも既に紹介しています。
Reversal of type 2 diabetes: normalisation of beta cell function in association with decreased pancreas and liver triacylglycerol
この研究では、
2型糖尿病の根底にある異常は、膵臓および肝臓のトリアシルグリセロール貯蔵と関連しており、食事摂取量を減らすこと(つまり、肝臓・すい臓の脂肪環境を改善すること)によって可逆的である。
と、既に言っています。
ですから、このブログをちゃんと読んでいた良い子のみんなは、既に糖尿病は治っているし、読んでない奴は治っていません(笑)
で、この研究は、今、どういう段階にあるのかと言いますと、糖尿病の罹病期間が長い患者は、どういう訳だかβ細胞の機能が完全に正常には至らない、という点についての解明、及び、寛解状態に至った者の維持・観察等が行われています。
糖尿病は、罹病期間が長ければ長いほど治り難くなります。
これは、何を意味するかと言えば、糖尿病になったら、余計なことをする暇は一切ないということです。
改善に向けた正しい処置こそが重要で、そのためには正しい知識が必要です。
治りもしないくせに、ブログで能書き垂れてるような奴は、一生治らないということです。
普通に考えても、何年もかけてβ細胞の細胞死や脱分化が進んだ状態が、わずか1~2ヶ月で元の状態に戻るとは到底思えません。
10年かけて壊れたなら、治すにも10年かかると考えた方が自然です。
では糖尿病の罹病期間が長い人は、どうすれば良いのでしょうか?
無論、正しい処置を行うに決まっています。
正しい処置を行っても、寛解・完治に至るかは解りませんが、行わなければ絶対に寛解・完治はできません。
近い将来、その辺りのメカニズムも解明される時が来るでしょう。
その時に、準備を怠っていた者は、これまた一生治らないことになります。

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