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砂糖の摂り過ぎは何故身体に悪いのか?

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ちはっす。

WHOが公表する糖尿病についての提言には、

砂糖と飽和脂肪酸の摂取を避け、喫煙を止め、健康的な食事をする

と、書かれています。

Diabetes - World Health Organization

で、この「健康的な食事」とは何か?と言うと、精製された炭水化物ではなく全粒穀物に置き換え、野菜、果物、魚、大豆食品等を多く摂る、という、結局DASH食みたいなものになっています。

そろそろ高血圧も何とかしてみないか?

おっさんともなると、高血圧の方々も多いと思います...


全米で総合第1位のベスト・ダイエット食と糖尿病部門第1位の食事とは?

さて、今年もやって参りました。US News & World Repport が発表するベスト・ダイエット・ランキングです ...


ちなみに、このDASH食でも、砂糖、飽和脂肪酸、コレステロールの摂取を避ける、となっています。

今回は、この内「砂糖」は、何故駄目なのか?という話です。
ネットで検索しても、なかなかこれがトンチンカンな記事が多く、糖質制限カルト派に至っては「糖」という文字を見るだけで鼻血を吹き上げて大騒ぎしているだけなので話になりません(笑)

ここは一つ、我々良識派は正しい知識を共有することにしましょう。


砂糖とは何か?


そもそも砂糖とは何か?ということなんですが、ブドウ糖と果糖が結合した二糖の糖です。
加水分解すると、ほぼ半分づつのブドウ糖と果糖になります。

こんなものが何故身体に悪いの?

という疑問が沸きます。
そもそも炭水化物を摂取すれば、最終的にブドウ糖に変換されますし、果物には果糖が含まれています。
DASH食では「果物や全粒穀物を摂れ!」と言っておきながら、「砂糖を摂るな」とはどういうことなんでしょう?

当然のことながら、砂糖を摂取したからと言って、直ちに健康被害が出る訳ではありません。
せいぜい、糖尿病のポンコツの血糖値が上がるぐらいです。


ブドウ糖と果糖では代謝経路が違う


ブドウ糖というのは、小腸から吸収されると、インスリンの作用を受け、肝臓や骨格筋にグリコーゲンという形で蓄えられます。
およそ体重1kgにつき最大で15gほど蓄えられます。

一度に500gの炭水化物を食べるとどうなるのか?

最近、またぞろ「糖質は太る!」などという世迷言を垂れ流すオカルト・ブログやオカルト記事が増えているようです...


意外と知られていませんが、実は、果糖というのは非インスリン経路で代謝されます。
つまり、インスリンの制御を受けない、と言いますか、インスリンで制御できないのです。

最近、解った研究では、Cell Metabolismに掲載された論文があります。

The Small Intestine Converts Dietary Fructose into Glucose and Organic Acids

この記事を引用した日本語の記事もあります↓

危険な甘さ:果糖の生物学


これは、どういうことかと言いますと、従来、果糖というのは小腸から吸収されて肝臓で代謝されると考えられていたのですが、実は小腸でケトヘキソキナーゼ(Khk)によりリン酸化されて下流の経路に流れ、最終的にブドウ糖に変換され、血中に流れることが解った訳です。

ブドウ糖に変換されるなら危険もないではないか、と思われがちですが、上記研究で解ったことに、この小腸の果糖代謝の能力を超えるような大量の果糖を摂取すると、対応しきれなくなり、そのまま血中に流れて行くということです。

果糖が果糖のまま体内に吸収されると、これがなかなか厄介な問題が持ち上がります。

果糖というのは実はブドウ糖とその化学構造がかなり違い、開環率が非常に高いのです。
ほとんど全ての糖はリング状の構造をとりますが、液体中、生体内中では常に一定の比率で開環状態になり、この開環時に鎖の一方が空いた状態となった時にタンパクに結合するのが糖化現象です。
そして、果糖というのは、この開環する率がブドウ糖の約300倍にも達するため、体内でウロウロされては極めて危険なので、体内では肝臓において速攻で代謝するようにしています。

肝臓では、インスリンの有る無しに関わらず、果糖を見つけ次第、フルクトキナーゼによりリン酸化し、フルクトース-1-リン酸を生成し、フルクトース-1,6-ビスリン酸を経て解糖系に入り、ピルビン酸を生成します。
大量のピルビン酸は、脱炭酸して大量のアセチルCoAが生成されることになります。


果糖の過剰摂取は脂肪合成が亢進する


大量のアセチルCoAが生成されたとて、エネルギー需要の多い身体であれば何ら問題はありません。
エネルギーの産生に使われるだけです。

しかしながら、そもそも、砂糖や果糖を大量に摂取するのは、どういう人達なのか?考えてみる必要があります。

そんなもの、デブとグータラ(モヤシ含む)しか思い浮かびません(笑)

エネルギー重要が少ない(ATP需要が少ない)デブやグータラというのは、TCA回路のイソクエン酸デヒドロゲナーゼが抑制されることにより、TCA回路での代謝も抑制され、クエン酸が余り出し、余ったクエン酸はアセチルCoAに変換され、ただでさえアセチルCoAは過剰気味になっています。

更に、デブやグータラはATP需要が少ない故、ATP供給も十分足りているため、AMPKの発現は減り、アセチル-CoAカルボキシラーゼも十分活性化されています。

こんなところに更に大量のアセチルCoAが生成されれば、マロニル-CoA経路はフル稼働になり、大量の脂肪酸が合成されることになります。
(詳しくは↓)

脂肪だけを減らすダイエット方法を世界一解り易く解説する

今回は長いです(笑)脂肪だけを減らすダイエットというのは、非常に難しいです...



結論


通常、我々が食事等で果物をとる程度の果糖摂取は、小腸で代謝されるため問題にもなりません。
少々多く摂取し、体内に吸収されても、肝臓で即座に代謝され最終的にピルビン酸やアセチルCoAになるだけなので、これもどうという問題でもありません。

問題は、デブやグータラが小腸の代謝能力を上回る様な大量の果糖を摂取した場合です。

果糖や砂糖というのは、清涼飲料水、お菓子、ケーキ、アイスクリーム等、およそ甘いものには大量に使われています。
(果糖は砂糖の甘味の1.3倍、ブドウ糖は砂糖の甘味の70%しかありません。)

例えば、私の好きな某コーラ(笑)
300mlに果糖ブドウ糖液糖が約34gも入っています。

果糖ぶどう糖液糖というのは、果糖含有率が50%以上90%未満のもので、残りがブドウ糖です。
50%以上は果糖が入っているのは確実ですが、実際どれぐらい入っているのか解りません。
ちなみに、ブドウ糖果糖液糖というのは、果糖が50%未満のものです。

私は、某マクドナルドや某バーガーキングへ行けば、Lサイズを注文します。
日本のLサイズは、650mlぐらいなので、果糖ブドウ糖液糖が約73.5gぐらい入ってます。

これだけでも、びっくり仰天ですが、私は米国へ行ってもLサイズを注文します。
米国の某バーガーキングのLサイズは、1200mlぐらいなので、果糖ブドウ糖液糖は約135.6gと、アゴが外れそうなぐらいの量です。

とは言え、ほとんどの清涼飲料水は、こんなものなので、ペットボトル症候群になる理由もご理解頂けると思います。

ちなみに、米国のデブというのは、ランチでダブルワッパーwithチーズとフライドポテト、あるいはオニオンリングという脂漬けの上、コーラLを飲み、夜は、ピザや脂漬けの肉、デザートには頭が痛くなりそうなぐらい甘いケーキやアイスクリーム、その後ポテチ食いながらテレビを見る、という世界最強のデブ・メソッドを実践していますから、日本のデブなどとは次元の違う筋金入りのデブです。

ま、結局、どんなものでもそうですが、過剰摂取は良くないという、究めて当たり前の結論なのです。



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コメント

桃源郷

昔、ゴルフでたまたま一緒になった60代とおぼしき男性が
「夏が過ぎたら糖尿病になっていたんです。」
と語り始めました。
何でも夏じゅう、よく冷えた桃を「おいしい!おいしい!」と、
毎日5個ずつ食べていたそうです。

なんでもそうですね。

無茶をしていけません。

2018/10/20 (Sat) 10:26 | オオクボヤスシ #- | URL | 編集
Re: 桃源郷

オオクボヤスシさん、こんちは。

桃5個ぐらいなら、コーラLより果糖の量は少ないですから、普通は大丈夫かと思います。
とは言え、60代のグータラ爺が毎日ともなると、もはや駄目だったんでしょうね。

ちなみに、ゴルフは運動の内に入らないです(笑)

2018/10/21 (Sun) 14:11 | 王城 恋太 #G9X5F8Nk | URL | 編集

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