
癌です。
糖尿病患者の死因の第1位はがん!
ちはっす。
糖尿病の人の死因のトップは、心血管系かと思いきや、癌だそうです。
何故糖尿病になると癌に成り易いのか?というのは、諸説いろいろありますが、詳しくは解っていません。
インスリンガー!とか高血糖ガー!とか高脂血ガー!とか慢性炎症ガー!といろいろ言われています。
とは言え、「糖は癌のエサ(実際には脂肪もタンパク質も餌になります)」的な話は、癌ができてからの話で、癌そのものが何故でき易くなるのか?という説明になっていません。
今回ご紹介する nature に掲載された論文では、糖尿病の状態がDNA修飾に悪影響を与え、遺伝的変化やエピジェネティックな変化につながり、癌を誘発する仕組みについて説明しています。
Glucose-regulated phosphorylation of TET2 by AMPK reveals a pathway linking diabetes to cancer
論文によれば、癌において観察されるDNAの5-ヒドロキシメチル化(5hmC)というDNA修飾の低下は、糖尿病患者における血液細胞においても低下していることを見出しました。
で、何でこれが低下するのか調べたところ、腫瘍抑制因子TET2という酵素活性の低下が原因であることが解りました。
更に、ほんじゃあ、何でTET2の活性低下が起こるのか調べたところ、TET2をリン酸化して安定化させるのはAMPKだということが解りました。
つまり、AMPK活性が低下している糖尿病患者では、TET2活性の低下が起こり、それが5hmCというDNA修飾の低下につながり、癌を誘発し易くなっているということです。
AMPKについての詳しい説明は、下記記事を参照下さい↓
糖尿病を治したいなら運動は食前にしなさい
何となくインチキ臭い新刊本のタイトルの様な感じですが、以前の記事、インスリンと糖および脂肪を世界一解り易く解説するの続きです。
ま、しかし、そういうことなら、グータラにも同じことが言えるんですが(笑)

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