
ちはっす。
ここんとこ「脂肪肝」シリーズが続いております。
おっさん、おばはんともなると、デブ・モヤシに関係なく、深刻さの程度は異なるものの、ほぼもれなく脂肪肝です。
今回も、みんな大好きな脂肪肝のお話です。
とりあえず、前回までの話は、
脂肪肝増大メソッド 【肝臓の脂肪を急激に増やす最悪の食事パターン】
脂肪肝というのは、糖尿病に先立って増大して行きます...
脂肪肝から非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を発症する引き金とは?
デブの肝臓には脂肪が貯まります。いや、モヤシにも貯まります...
さて、前々回の記事では、肝臓の脂肪蓄積を急激に増やす食事パターンを紹介しました。
- 絶食
- 高脂肪食(150g)
- ブドウ糖のみ(0、2、4時間で50gの3回投与)
- ブドウ糖+高脂肪食
- 果糖のみ(0、2、4時間で50gの3回投与)
- 果糖+高脂肪食
この中で、肝臓の脂肪を増やしたのは、「2.高脂肪食」と「6.果糖+高脂肪食」のパターンのみです。
「3.ブドウ糖」のみのパターンでは、逆に肝臓の脂肪は減ってしまいました。
つまり、4時間内におにぎり3個程度では、肝臓の脂肪は増えるどころか減ってしまう訳です。
そこで今回は、等カロリーの高脂肪食と低脂肪食で、肝臓脂肪の増え方を比較した研究をご紹介します。
Dietary Fat Content Modifies Liver Fat in Overweight Nondiabetic Subjects
FAT ACCUMULATION IN the liver is a novel feature of insulin resistance ( 1- 5).
この論文は、The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism という内分泌臨床研究の分野では、世界有数の査読誌に掲載されたものです。
研究の内容を簡単に説明しますと、10人の糖尿病のないデブ女を集め、等カロリーの高脂肪食(脂肪56%)と低脂肪食(脂肪16%)を2週間摂取させ、肝臓の脂肪量を測定しました。
結果は、どちらのグループも体重の増減はないにも関わらず、高脂肪食で実施前と比べ約35%の肝臓脂肪が増加し、低脂肪食では逆に20%減少しました。
本研究では、肝脂肪は低脂肪食の間に減少、高脂肪食の間に増加し、食事性脂肪含有量の変化が2週間以内に肝脂肪を変化させることを証明した。
論文:談
という訳で、今回の内容も、前回紹介した論文を支持する結論になっています。
ま、要するにおっさんやおばはんは、あぶらをすすっている場合ではない、ということです(笑)
若けりゃいいのか?と言えば、ま、別にいいんですが、将来のNASHや糖尿病のリスクが高まるということです。

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