
ちはっす。
唐突ですが、私はブログ読者に媚びない。
何故かと言うと、このブログの読者層がおっさん、おばはん、爺婆、デブという層が圧倒的多数で、それは必ずしも私が好む層ではないからです(笑)
だから、読みたい人は読めば良いし、読みたくない人は読まなくて良い、というスタンスと言いますか、もっと本音を言えば、「俺様の話はありがたく聞いとけ。」ぐらいにしか思っていません(笑)
トレーニングのアドバイスも、過去一番多かったのは「死ぬ気でやれ、ボケ」だと思います。
これが若い女性層という読者層なら、「最初から無理しなくていいからね♪」と絶対になっていたはずです(笑)
そんな私なんですが、さすがに下記記事はちょっと心配になりました。
Why is New Orleans' coronavirus death rate twice New York's? Obesity is a factor
記事によれば、ニューオリンズではコロナウイルスによる死亡率がニューヨークの2倍、シアトルの4倍で、その原因が肥満だった、とあります。
更に、死亡の40%が糖尿病、25%が肥満、23%が慢性腎臓病、21%が心疾患だそうです。
なんと、このブログの読者層を直撃ではないですか!
さすがに気の毒になって来ましたね(笑)
とは言え、糖尿病や肥満など今日・明日で何とかできるものではありませんから、「震えて眠れ」ぐらいのアドバイスしか私にはございません。
まぁ、しかし、それだと余りにも可哀そう過ぎるので、気休め程度にはなるぐらいのお話をしたいと思います。
まずは、下記記事をご覧ください。
Evidence that Vitamin D Supplementation Could Reduce Risk of Influenza and COVID-19 Infections and Deaths
この記事は、2020年4月2日のNutrientsに掲載された論文です。
論文では、ビタミンDの補給が、インフルエンザや新型コロナ肺炎への感染、また死亡率を軽減できると言っています。
そもそもビタミンDとは何か?
そもそもビタミンDとは、どんな働きをしていて、足りなくなったりしたら何が困るの?という話なんですが、とても役立つサイトがあります。
ビタミンD
英語、スペイン語、日本語で読むことができ、これを読めばビタミンD博士になれるぐらいのサイトです(笑)
まぁ、いろいろ詳しく書かれていて、読むのがとても面倒臭いサイトですが、ためになります。
その中でも、今回の話に直接関係があるのは、ビタミンDの免疫反応の調整作用でしょう。
新型コロナ肺炎が重症化する時というのは、もはやウイルスによる直接的な被害と言うよりは、サイトカインストームによる自己免疫の暴走で多臓器不全、低酸素血症、果ては自己免疫の攻撃により肺が破壊されるというものです。
通常我々の身体というのは、炎症が起こると、炎症性サイトカインが産生され、これに応じてキラーT細胞等が活躍し、異物を攻撃、排除します。
サイトカインストームというのは、この炎症性サイトカインが増え過ぎて、自己免疫機構が暴走し、自分の身体をも傷つけてしまうというものです。
論文によれば、ビタミンDは、炎症性サイトカインの濃度を下げること、および抗炎症性サイトカインの濃度を高め、コロナウイルスによる重症化、死亡率を軽減すると言っています。
ビタミンDは、どう摂取するのか?
実は、ビタミンDというのは、日光に当たれば必要量は勝手に身体で作られます。
前述のサイトによれば、
日光に含まれる紫外線B波(UVB;波長290-315ナノメートル)は、皮膚の表皮でのビタミンD3の生成を刺激する。
日光にあたることで、大部分の人のビタミンD必要量全部がまかなえる。
屋外で週に2-3回短時間すごす子供や若い成人は一般的に、ビタミンD欠乏症を防ぐのに必要なすべてのビタミンDを合成することになる。
ある研究で、模擬太陽光に最小紅斑量(肌が若干赤くなるのに必要な量)だけ全身を当てた後の血清ビタミンD濃度は、ビタミンDを約10,000-25,000 IU摂取した時と同じであった。
肌の色が濃い者は肌の色が白い者に比べて、日光に当たってもビタミンD合成がきわだって少ない。
但し、SPF値が10の日焼け止めを塗ると、ビタミンD合成が90%も減るらしいです。
また、北緯および南緯40度くらいでは、11月から3月初旬までビタミンD合成に必要なUVB量が不十分ということです。
肌が白い人の方が日光による反応が良いということなんですが、最近ではなかなか日に当たるということ自体が少なくなって来ているので、食べ物から摂取しようと思うと、意外とこれがなかなか難しいのです。
天然の食品でビタミンDを多く含むものは、ほぼ青魚(サバ、サケ、イワシ)ぐらいしかないのです。
ビタミンDの多い食品と、食品のビタミンDの含有量一覧表
デブ、ピンチです(笑)
お菓子ばかりつまんでいるデブが、青魚を食べているとは想像できません。
ちなみに上記の論文で、インフルエンザや新型コロナ肺炎の感染リスクを減らすために、どれぐらいのビタミンDを摂取すれば良いのか?という記述があります。
10,000 IU /日のビタミンD3を数週間摂取して25(OH)D濃度を急速に上げ、その後5000 IU /日。
10,000 IUというのは、マイクログラムに変換すると250μgになり、1日の目安量(100μg)を超えちゃってます。
大丈夫なんでしょうか?(笑)
これを数週間続けてローディングした後、5000 IU(125μg)に下げて摂取するそうです。
それでも1日の目安量のMaxをやや超えています。
ちなみに、10,000 IU(250μg)と言うと、さんまなら1日1.3kgぐらい食わねばなりません(笑)
良いんだか、悪いんだか解らなくなって来ましたが、まぁ、普通に摂取しても、我々は普通にインフルエンザには感染する訳ですから、感染リスクを減らそうとまで思ったら、他の健康リスクは無視するということでしょうか?(笑)
高カルシウム血症のリスクは無視しても、とりあえずインフルエンザやコロナには感染しない!ということらしいです。
「これを食べれば健康になれる!」なんていう話よりは、よっぽど信用できます(笑)
もっとも、全身の日光浴でも10,000IU~25,000IUのビタミンDを摂取した時と同等だったらしいですから、大したことないような気もします。(気がするだけです。笑)
とは言え、1日さんま1.3kgつうのは、現実的ではありませんから、こうなったら、最後の手段として、サプリメントに頼りましょう。
Now Foods, ビタミンD-3,400IU、ソフトジェル180錠 ¥459
まとめ
最後に、デブが新型コロナ肺炎で死なないための注意事項をまとめておきましょう。
まぁ、デブでない方でも使えるはずです。
- 普段から炎症性サイトカインを増やさないようにする
デブや2型糖尿病患者というのは、脂肪組織の炎症により普段から炎症性サイトカインが多い状態になっています。
これは非常に危険な状態です。
こんな時に、コロナウイルスに感染しようものなら、一気にサイトカインが増殖し、サイトカインストームの危険が高まります。
これを根本的に解決するには痩せるしかないので、「痩せろ、豚。」と言うことになります。
とは言え、今すぐ脂肪組織の炎症を低減する方法というのは、食事を変えることです。
具体的には、低脂肪(飽和脂肪酸を避ける)、食物繊維の多い食事、豚肉・牛肉を避け魚を多く摂るというものです。
詳しくは、下記記事を参照下さい。糖尿病・生活習慣病の改善、完治、予防のための食事
宴会シーズンでお忙しい中(私が)、如何お過ごしでしょうか?...
↓も役に立つかもしれません。グルタミンの経口補給はインスリン抵抗性を改善する
今回は、みんな大好きサプリメントのお話です。...
- 適度に日光を浴びる
とにかく、身体が自力でビタミンDを産生するには日光に当たるしかない訳ですから、デブは焼き豚になるぐらいでちょうどいいです(笑) - 北緯40度以南に引っ越す(笑)
いくら日に当たっても、北緯40度以北の冬場は、ビタミンD合成に必要な紫外線量が不十分らしいですから、思い切って引っ越しましょう。
現実的ではありませんが(笑) - 青魚、あるいはサプリメントでビタミンDを補給する
デブが肉を食う等、100万年早いです。
だいたい、豚が豚食えば共食いにしかならない。
コロナで死にたくなければ、青魚を食うべきでしょう。
とにかく、日光に当たらなければ絶対的にビタミンDは足らない訳ですから、青魚かサプリメントです。
以上が、デブがコロナで死なないためのまとめです。
それでは、張り切って参りましょう!

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